山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬桜。



頭の上にさくらを載せたミニさん。

今日は、夕方、近所の公園に出かけた。といっても、いつもの犬の散歩である。そろそろさくらが咲いているかなーと思ったら、2割くらい。写真に撮ろうとしても、高い位置にしか咲いていなくて、自分の身長と能力では写せなかった。で、地面に落ちていたさくらの花を拾って、ミニに載せる。とりあえず、美しいもの、かわいいものを見つけたら、ミニに載せたくなる。だって、かわいいから。

ミニは、さくらの花が頭上にあると居心地悪そうなんだけど、「待て」と連発して撮影。思ったより、花が小さいなあ。

はあ。今日は自宅にて作業。現在、うちのマンションは、大規模修繕というのをやっていて、朝の8時半くらいから、ものすごい爆音で工事が始まる。窓際にベッドを置いて寝ているので、毎朝、爆音で目覚めさせられる。戦争が始まったかと思う。耳元で電気ドリルで穴を開けられている感じ。(実際そうだ)。「うるさいからやめてください」と言いたいけど、言えない。なぜなら、マンション全体で発注してやっていることだからだ。工事のひとに罪はない。8時過ぎまで寝ている我が悪いのだろう。

が、このままでは睡眠障害によるストレスで、映画に入るまえに倒れると思ったので、応急処置を。つまりその、足下に枕を移動させ、窓に足を向けて寝ることにした。これだと幾分、爆音から距離を置くことができる。マンションの外側全体に足場が組んであるので、窓を開けると、工事のひとが歩いていたりする。ので、ずっとカーテン閉めっぱなし。寝室は、朝の光を遮るために、暗幕を這ってあるので、こういう時安心だ。寝室の窓は南向きなんだけど、暗幕、ブラインド、普通のカーテンと三重にしてあるのだ。光を通さないために。要するに朝~昼の黄金の睡眠時間を邪魔されないためにね。「もっと光りを!」と言ったゲーテとは大違いだ。

とはいえ、撮影が始まると普通の早起きになるので、それもあともう少しだろう。自分は映画が撮れて幸せなのだ、と呪文のように言い聞かせておる。そうしないと、くたくたになってしまうからね。そう、そう、幸せなんだよー、気分はどうあれ。ラッキーなんだよー、状況がどうあれ。自腹で映画作っているんだから。誰かに発注されたわけでなく、巨大スポンサーがいるわけじゃなし、自腹です、自腹。セットがひとつ増えたら、それを自分で買って作っている。こういうことって珍しいでしょうけど、そうしてます。

なわけで、精神的には春は当分来ないけど、いいのだ、それで。完成したら、春…かな。