山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「イントゥーザワイルド」

今日は、朝から編集。あ…昨日もだった。思ったより、断然早く終わり、夕食前に解放される。よし!これなら、間に合う…とずっと名刺がなくなっていたので、名刺屋さんへ行く。事前にネットで調べたら、18時までって書いてあったし、特にいつが休みって書いてなかったので、年中無休ってやつだろうと勝手に思いこむ。

で、タクシーに乗っていったら、(それでも時間ギリギリだったから)、休みでやんの。普通に、土日祝日・やすみって書いてある。えーじゃーネットにも載せててよねーといらっとするが、すぐに、まあいいかと思う。一日働いて疲れていて、これから名刺のデザインをあれこれする気力はそんなになかった。

で、また、タクシーに乗るのは、なんだし、かといって、この名刺屋さんのある場所から、うちまで電車で帰ろうと思ったら、一駅ずつ4回くらい乗り換えないといけない。車なら10分かからないのに。で、歩くことにする。ずっと編集で部屋にこもりがちだったから、歩くのは気持ちいいけど、何しろ荷物が重い。PCを持って歩いているので、腕が痛くなる。志半ばにして、たくって帰った。

そんなどーでもいい話はともかく、最近見た、DVD2種。ひとつは「パラノイド・パーク」。すみません、カンヌで賞とっているみたいだけど、自分はダメでした。この監督、ガス・ヴァッンサント氏ってあんまし好きじゃない。「エレファント」とかもなんだかな…だった。リアルにするってことはわかるけど、ひとの残酷さや不可解さをなんかかっこいいもののように描いているところに、ひっかかる。

そして、もう一本はショーン・ペン監督の「インツーザワイルド」。これは予告編で想像したのとはだいぶ違っていた。まず、映像がものすごくスタイリッシュ。実話だし、大自然が舞台だから、もっとドキュメンタリーみたいな撮り方なのかと思っていたら、PVのよう。編集であえて狙っているのかもしれないし、まんまだと退屈になってしまったから、細かい編集したのかわからないけど、それがやや、食傷気味だった。

が。全体的には、嫌いじゃない映画だった。ただ、主人公が、なぜあんなにもたったひとりで大自然のなかで苦労したいのかがいまひとつわからなかった…というか共感できなかった。両親の不仲や父親の暴力が原因みたいな描き方だったけど、あまり納得感なかった。それと、実話だとしたら、ご両親、存命なのではないか…とちょっと気になった。いくら夫婦仲(実際には、母親は愛人だったらしいけど)が悪くても、息子が亡くなっているのだから、それに追い打ちをかけるようなこと描いていいのかなあとも思った。まあ、これは余談だ。

しかし。いろんな映画があるよなあ。評価もいろいろだし。「インツーザワイルド」は、とある映画人の友人が絶賛していたので見たけど、同じ時期あった、若き監督は、「すごくいやだ」と言ってた。どっちが正しいってこともないけど。いろんな意見はあるのだ。

そう思うと少し気が楽になる。自分の映画を嫌いとかひどいとか言う人もいるだろう。けど、いいと言ってくれるひともいるのは事実。だから、まあ、あんましマイナスに考えないようにしような。ふむ。たくさん映画見ると、こういう風に考えることができるようになって、それなりに効果ある。

夜は早く家に帰れたので、久しぶりにマンガ読んでたんだけど、酒井法子逮捕で、すっかりテレビを見てしまいました。たいへんそうだなあ。

夏休みに入ったひとが多いのか、普段より、メールの数が少ない。みんな、PCのない場所で、ゆったりしているのかな。いいなあ。ネットにつながらない日っていうのも大切かもしれない。昔は、毎日テレビばっかり見ているとバカになるって言ったけど、ネットもそうかなあ。

まあ、いいや。じょじょに時間に余裕ができて、非常にうれしい。少しずつリラックスしてるー。このまま少し休みたい……これが本音のところです。