山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ナイロビにて



今日は、ナイロビで、スラムに暮らす子供たちにご飯を提供する活動を見学しに言ったことを書こうと思う。写真は、子供たちに取り囲まれた写真、小さく、自分が映っているのがわかるかな。

ナイロビでコーディネーターをお願いした方が、毎週土曜日、スラム近くの場所を借りて、子供たちに食事を出している。子供たちは、まず、ボランティアのミュージシャンとともに、歌って楽しむ。



そのあと、並んでご飯を受け取る。



ご飯はこんな感じ。


豆とジャガイモの煮物。さっぱりした味だった。


子供たちは手を洗ってから食べる。


みんな楽しそう。



そしてこのあと、子供たちに囲まれて記念撮影となったのだった(最初の写真)。

この活動を、7,8年続けているという。シンナーを吸うのをやめた子や、学校に行くようになった子がいると言う。ご飯をもらうだけじゃなくて、順番に並ぶことを覚えたり、歌う喜びを知ったりする。さらにこの子たちの歌をCDに録音して、地元のラジオ曲で放送してもらったりもしているそうだ。(運営しているコーディネーターさんは、ミュージシャンでもある!)

貧しさゆえに、非行に走る子は多いそう。でも、こういう活動を通じて、少しでもひとの暖かさに触れて、ちがう道を歩む子も多いだろうなあ。一朝一夕に変えられなくても、ずっと続けることで変わっていく部分があるんだろうと思った。

自分と自分の作品のことばかり考えて来た、自分の一生が、ちょっと恥ずかしくなりました。ケニアでは、ひとを助ける、ひとのために働く…それも無償で…ということが結構当たり前に行われていた。青臭い青年のように、心打たれました。

うまく言えないな…まだ。

自分が見学した活動は、NGOフューチャーキッズプロジェクトと言います。興味のある方はどーぞ。