山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ある愚か者のいのち。

今日は、午後2時半から、とあるテレビ番組の会議があると思っていた。その会議に提出する、構成案を書かないといけないなーと思っていた。

で、だらだら過ごした連休の終わりの深夜…ではなく、すでに早朝、眠りかけた頭をふって、構成を書いた。書き終わった頃には、朝日ではなくすでに昼の光りになっていた。それでも、ひとさまにお会いするためにシャワーを浴びて、髪を洗い、とりあえず寝た。数時間でも寝て置こうと思い。

一度、アラームを切った自分を記憶している。二度目に起きたときは、会議の始まる時間を過ぎていた。あわてて、布団をでて、犬にご飯だけあげて、なんとか準備して家を出る。この時すでに3時近かった。うえ~30分も遅れているよ…電話しなきゃ…と思う一方で、ふと気づく。なんで、誰も私に電話してこないんだろうか。「おまえは戦力外だからいなくていい」という意味か。

いーや、そうではあるまい。戦力外かもしれないけど、その番組を作るのはオノレなので、いないと困るはずである。それとも、優雅に私を待ってくれている。みんな、遅れている。ご飯食べている、構成案を読んで話あっている…などなど、誰からも「早く来い!」と連絡がない理由を想像してみた。

そして、ふと気づく。わたしの想像は、全部間違っているんじゃないか?

…そもそも、会議は今日だったのか…?…唖然。シルバーウィークってやつを知らなかったので、「連休あけに会議」と言われたとき、いつ、連休が終わるのかわからなかった。で、適当に手帳に記入したのだった。

タクシーを止める寸前で、会議のひとに電話。おそるおそる、「会議って明日ですよね~」と平然と聞く。まさか、準備万端で、タクシーの前で確認しているとは思われないように。電話の相手は、こちらの狼狽を察してか、くすっと笑い、「明日ですよ」と仰った。おお、やっぱり。

タクシー代、無駄にしなくてよかった。大きな遅刻しないでよかった。起きなきゃ良かった…などいろんな思いが交錯しつつ、家に戻る。犬は、すぐに戻って来た飼い主を不思議そうに見ていた。カレンダーを見ると、連休は今日までだったんだー。

愚か者め。

しっかし、一日得したと考えよう。構成案だって、提出したんだし…。なにごともポジティブに考えよう…!!ほっとしたのもつかの間、明日会議ってことは、明日行く予定だったところへ行けないってことだ…。あわあわ。家に戻りつつ、また、寝ようと思っていたが、あわてて、明日の予定を変更する。…愚か者め。

そのあとは、やっぱり寝ました。で、起きて、ご飯食べて、マンガ読んで、また、寝ました。夜になり、犬と散歩に行き、閉店間際のスーパーで食材を買い、(いつも閉店間際に行くので、好いているし、肉や魚が半額で、とてもうれしい。ほしいものが売れ切れの場合も多々あるけど、どーしてもそれじゃなきゃだめって食材って、この世にないし…自分の場合)、犬と近所をだらだら歩いて帰って来た。

…かような、ダメ人間の一日でした。今頃ですが、「さよなら、絶望先生」読んでいますっ。