山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

小説「ベイビーシャワー」



日々の仕事に追われていたら、突然、不思議な書物が送られてきた。中国語の本である。タイトルは「「生存乃道」?……よく見ると、著者は山田茜…あら、自分じゃないか。

しらじらしい態度ですが、ホントにびっくりでした。写真は、自分の最初の本「ベイビーシャワー」の台湾版です。どうやら、最近、台湾でも翻訳され、発売された模様。まったく知らなかった。

たぶん、昨年日本と台湾の合作映画の脚本を書き、その映画は台湾の監督のものだし、台湾で公開だし、台湾のスタービック・チョーなる男子が出ていたので、その縁だと思う。結局、この映画「闘茶」の原作は書かなかったけど、これまでに「すべては海になる」も台湾で発売されているから、悪いことばかりじゃなかったんだなーと。

自分の新しい本を見るのはうれしい。すごい幸せな気持ちになる。中国語だから読めないんだけど、間違いなく自分の本だし、うきうきしてきて、イヤなことみんな忘れることができる。今朝もこの本が届いたら、小さな仕事上の面倒がみんな許せるようになってきた。

それに、この表紙なかなか、いいじゃないですか。色使いもキレイだし。気に入ったぞ。

自分の本が世界に出て行ってくれるのは、まことにうれしい。我が子よ!遠くまでゆけ!

よくよく表紙を見ると、「女人、四十」と書いてある。日本語(?)で言うところの「アラフォー」ですね。考えて見ると、この小説は、39歳の女子ふたりが、これからの人生どうするかを思い悩むお話であった。(具体的には、子供を持つ人生か、持たない人生かを迷うんだけど)。日本で出版されたのは、2004年ですから5年前です。どーもテーマ的に5年は早いんだよね、自分…(笑)。

先読みしすぎてもいけないようで。テーマと時代との距離の取り方を勉強したいものです。けど、昨年出した、薬物依存症の映画監督の話は、けっこう、追いついてきてるんじゃないか…時代が…(笑)。あるいは、自分が遅れはじめた…?まあ、どっちでもいいんですが。それと自分、時代にそうように書こうと思っているわけでもないからな。

今日は、実は韓国映画「母なる証明」を見たのですが、感想を書き始めると長くなりそうなので、明日に持ち越します。書きたいこといっぱいあるんだもん。いろいろ言いたくなる映画であった。

本日は、台湾のことでも、思い出して眠ろう。映画のロケで数日間、台北に滞在したのだった。取材もしたのだ。けど、小説、書かなかったけどね…。ううむ。

そういう日もあるさ…。

明日は、名探偵アマデウスのMA…音楽の仕上げ。これで一本番組が仕上がります。あと4本!!
ゴーゴー!!ワタシ!