山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

柳楽くんの結婚式。

今日は、自分の映画に主演している、柳楽優弥くんの結婚式であった。

彼の晴れ姿を見に、明治神宮へ行きました。と言っても、自分は親族でもなんでもないので、事務所の方に挨拶しつつ、一般の方と一緒に、見学してきた。いろいろあって、式に向かう時には間に合わなかったけど、終わってから、再び現れた二人に会うことができた。

紋付き袴姿の柳楽くんと、綿帽子をかぶった新婦。柳楽くんは、堂々として、晴れやかで、新婦は、常に笑顔でかわいかった。

その後の会見にもちょっとお邪魔して、マスコミを前に、インタビューに答える二人を見ていた。二人とも、時々見つめ合ったりして、あーホントに、お互いのことが好きなんだなーってことがわかって、ほほえましいの、なんのって。柳楽くんはユーモアたっぷりに会見をこなし、また、新婦のエリーさんが、たいへん賢く、インタビューの度に、知性を感じた。コロコロ笑う姿も可愛かった。

なんだか、じんわりした。記者の誰かが、柳楽くんに「エリーさんを幸せにしますか?」みたいなことを聞いたら、「お互いに幸せになる」みたいなことを答えていた。かっこいいじゃないかと思った。その質問をした記者のひとは、「結婚」=男が女を幸せにする…という古い図式に則って、質問したのだろう。

けど、男が女を幸せにする…なんて、時代はもう、ずいぶん前に終わっているのだ。それは要するに、男が女を食べさせていく…って意味でしょう。それに対して、すらりと、「お互い幸せにする」と答えた柳楽くんは、自覚しているかどうかわからないけど、賢いやつである。他の質問にも、いつも彼らしいひとことをはさんで答える姿が、良かったなー。

朝からいろいろ忙しく、ちょっと心がささくれていたけど、この結婚式に行ったら、ふっとんだ。なんか、神聖な気持ちになった。ひとがひとを愛する姿を見るのは、いいもんだなあ。

そんなわけで、午前中は別件で大変だったんだけど、午後はとてもいい気持ちになったのでした。