山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

名前は知らせない…というのは好きじゃない。

昨晩は、そんなわけで、寝ないで台本を書いていた。

結局、朝の10時になっても書き終わらず、ひととして使い物にならないので、眠った。午後3時起床して、打ち合わせへ。長時間の会議を乗り越えて、帰宅。なんかずっと、月面を歩いているような気分。…月、行ったことないけど、宇宙な気分というか、ふわふわしているというか。

あーなんか、頭が働きません。眠いというより、明らかに脳の機能が落ちている感じがする。困るなー。

いったん、眠って、いろいろ、整理して出直そう。

関係ないけど、最近、mixiのサンシャイン牧場とかアニマルパラダイスをやってる。ツイッターを始めてから、ミクシィに日記を書く回数は減ってしまったんだけど、代わりに、アニマルパラダイスとかをせっせとやっている。

どんなものかというと、畑で花や作物を育てたり、牧場で、羊や鶏を飼ったり、アニマルパラダイスでは、キツネやサイもも飼っている。エサやって、病気になったら直して、子供を回収して、売りさばいてコインをもらい、そのコインでまた、作物の種や牧場で飼う動物を買ったりすることの繰り返し。

どこが、面白いんだ?と言われると、ほとんど、面白くない。ひたすら同じことの繰り返し。畑を広げて作物を増やしたり、牧場で飼う家畜の数を増やしていくこともできるけど、基本は同じことの繰り返しだ。

けど、なんかずっとやってます。ちょっと暇があるとすぐに牧場にいって、動物だちの様子を見ている。同じ牧場でも、キツネや犬を大切にして、鶏とかにあまり興味がない。架空の生き物なんだから、みんな同じなのに、犬系の生き物には、ひいきしている。我ながらバカらしい。架空の生き物にエサをやっている暇があったら、リアル飼い犬ともっと遊べよと思う。

せっかく、架空の世界にいっても、結局、現実の世界と同じことをしている。ネット上で別人を演じる…または、別人になれるから、ネットのなかが好き、というひともいるようだ。けど、自分はネット上でも、現実とほとんど同じ、「自分」だ。どれほそ、「自分好きなんだよ?」ってことになるのだろうか。

あんまし、別人になりたい…という願望がないなー。もちろん、時々、想像はする。架空の人物になって、普段は書けない、同業者の作品の批判とかしてみたいなーなんて思うこともある。出版界、映像界で仕事しているんで、日本の同じ業界のひとの作品の、マイナス評価はしないことにしている。ひどい作品だなと思ったら、あえて書かない。あえて、敵を増やす必要はないし、私は批評家ではないので、嘘は書きたくないけど、(つまんなかったのに、面白いと言うとか…)、「書かない」というスタンスもあっていいはず。

それでも、時々、この作品、ひでえなあ…と思う時もあり、どこがどうひどくて、批判しないとまずいと思い、書きたくなることもある。そういう時、仮名で書けたらいいな…とも思う。でも、結局しない。なんでだろう。

なんでかっていうと、やっぱり、それじゃ、卑怯だと思うからだ。自分も命はって、作品作っている。痛いこと言われるのはイヤだ。批判されるのも怖い。だからこそ、匿名の批判などは許せないと思う。批判するなら、そっちも命はって批判してくれ…と思う。

だから、自分も名前を出さないで書くのはいやだ。だって、作り手がどんなに苦労して、どんなに力を注いで作っているか、自分が、よおく知っているからだ。それを、気軽な気持ちで、片手間で、斬り捨てるようなことは絶対イヤだ。刺すなら、差し替えされる覚悟でいくべきだ。

あ…眠かったのに、急に、あつくなってしまった。

いえ、急にネットの匿名性について、気になったので。

ねよっと。