山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

少女に戻る瞬間。

昨日は、新宿のロフトプラスワンで行われたイベント「Y-1グランプリ」というのに行ってきた。

y-1とは、やりわんと読み、みずからやりまんと称する女子5名が、誰が一番やりまんかを競うイベントである。会場でも、詳しい内容はブログなどに書かないようにとアナウンスされていたので、詳細は避ける。でも、面白かったし、なんか、どうしても書きたくなったこともあるので、抵触しないように気をつけて書きたいと思います。

(関係者の方、NGな部分があれば、メールにてご一報ください)

まず、会場は満席であった。というか、入場できずに帰ったお客さんもいたらしい。開演の10分くらい前に着いたんだけど、その時もほとんど席は埋まっていて、かろうじて空いていた席に座る。到着するまでは実はドキドキであった。こういう種類のイベントに行ったことなかったし、久しぶりの歌舞伎町、ど真ん中である。

会場に向かう途中、ホストの方々に客引きされた。「今からどうですか。おひとりでも大丈夫ですよ」って。すごくたくさんホストの方がいて、そうか、こういう感じになっているのかーと思う。

で、まあ、迷いながら到着。お客さんは、男性8割、女性2割くらいでしょうか。しかし、私のような年齢の女性はたぶんいなくて、ちょっと緊張する。でも、ちょうど女子ばかりの席が空いていたので、そこにこっそり座る。

とにかく、会場はとても賑わっている。満席だし、期待度満点な感じ。予定より10分くらい遅れて始まる。しゃべりのうまいMCの男性の紹介で5名の選手(っていうのかしら)が登壇。私は普通のトークというか、彼女たちが、それぞれの武勇伝を話すようなものとを想像していたのだけど、そんな地味なものではなかった。

ビデオ上映あり、ゲームあり、実演(?)あり、でとにかく盛りだくさん。まったく飽きずにあっという間に時間が過ぎていく。19時半開始なので、21時くらいには終わると予想し、21時過ぎに予定を入れていたことが悔やまれた。一番、盛り上がっている状態で、退席することに。

自分は、小説のなかで、援助交際していた女子の10年後を描いているのですが、彼女のなかではそれがどうしても闇の部分になってしまう。もちろん、全部ひきずっているわけじゃないけど、なかなか乗り越えられなかったりする。

けど、このイベントの女子たちはすごく突き抜けた感じがして、すがすがしくさえあった。ムリしている感じは全然なかった。

それと、女子席にいたけど、同じテーブルの女子たちが、いちいち盛り上がっていて楽しかった!仲間の武勇伝にエールを送っている感じで。

ひとつだけ、面白いなーと思ったのは、それぞれが、どうやって、男を口説き落とすか…そのテクニックを披露するシーン。

それまでさんざん、赤裸々に、性体験を語っていたというのに、みなさん、男子を口説くときは、まるで、それが初めてように、少し恥じらいながら、少女のようなはみかみを浮かべて、語りかけるのだ。おお、そうなんだ。

どんなに数をこなしていようとも、その場では、「初めてのよう」「少女のよう」「恥じらっているよう」というのがポイントになるのである。百戦錬磨だから任せておけ!!…的な挑み方をするひとはいなかった。これは新鮮な発見だった。

日本の男性というのは、結局のところ、そういう女性が好きなんだなって結論か、あるいは、女子というものは、いくら数をこなしても、初めての相手のときには、初心の戻るものなのか、考えてしまった。

でも、ホント楽しかった。また、行きたい。

どれほど数をこなしても、その瞬間には、少女に戻る姿がかわいらしかった。