山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

舞台「リア」

今日は~♪~浮かれてます~♪。

昼間、「名曲探偵アマデウス」(NHK)の衣装合わせと本読みがありました。で、次回のスタジオに出演してくれる俳優さんにお会いしました-。(一応、まだ、お名前はヒミツです)。

いや~面白かった-。予想以上の面白さ。自分の書いた台本が、生まれ変わったように息を吹き返しました-。
そうなってくると、芝居部分を増やして書きたくなる…。ちゃんとした番組ですから、私の一存でそんなことはいたしませんが、とにかく、すっごい面白かった-。

…とこの件はこのくらいにしておきましょう。また、オンエアとか決まったらちゃんと書くことにします。

そして、日が暮れてからは、高円寺の「リア」という芝居を見にいきました。劇作家・岸田理生の作品です。「リオフェス」という岸田理生さんを偲ぶ企画のひとつだそうです。

友人で、女優の今村沙緒里ちゃんが、出演しているので、行ってきました。高円寺の「座」という劇場で、これまで行ったことがなくて、正直、もっと小さい、駒場のアゴラ劇場みたいな、狭くて古い感じの「いかにも小劇場」って感じのところかと思ってました。

ちがいました。立派な劇場でした。しかも新しい。しかも、施設が整っている。なんといっても、トイレがいっぱいあって、キレイ。…トイレに関心している場合ではありませんが、小劇場っていうと、小さくて暗くて、トイレはひとつ…ってことが多いもので。

岸田理生さんの作品は、大学生の頃にいくつか見たことがありました。自分のイメージのなかの「ザ・小劇場」って感じです。ちょっとおどろおどろしく、叫ぶようなセリフとか、情感に訴えてくる音楽とか…独特の世界。当時の自分にとっては、ちょっと遠い世界でした。いわゆる「アングラ」です。

今日の舞台は、演出が韓国の女性ということで、ちょっと雰囲気は違いましたが、でも、妙に懐かしかったです。女性たちが恐ろしいのに、セクシーで。今村さんもびっくりするほどの色気を発揮していました。悪女の色気でしょうか。

ちょっとタイムスリップした気分で、高円寺の街を歩きました。すると、高円寺ってところもまた、不思議な街でした。「音楽やってます」風の若者が多い。それもパンク?ちょっと入ってみたくなるような居酒屋もたくさんあるし、あきらかに、自分が住んでいる街と空気がちがう。すれ違うひとも違う。中央線文化人って言うけど、それを直に感じました。

初めて来たわけでもないのに、芝居を見たせいで、なおさらそんなことを感じました。

そんなわけで、今日はなんだか、楽しかった-。

今村沙緒里さん、出演の「リア」は今日が初日です。6月27日(日)まで、公演中ですので、ぜひ。
@座・高円寺1