山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

余計な精神力をお金に換える。

今日も一日中、編集。

ちゃんと午前中に編集室到着。そのあと、12時間くらいやってました。

するっていうと、他に何も出来ませんし、余計なことも考えないので、非常に精神的にはフラットであります。

自分のような小者は、無駄に時間があり、無駄に体力があると、余計なことばかり考えて、突然罪悪感にさいなまれて、自責の念につぶれそうになったり、時に、全能感にあふれて、人様を巻き込む大事を起こしたりとトラブルを起こしがちです。しかし、適度な労働を与えておくと、せっせと働くのだな。

先日、若者たちと話していて、この「ほっておくと無駄に振り回す力」が誰にでもあり、それを仕事に向けると、その力を無駄にしないし、人のためにもなるし、お金にもなるよね…って言いました。だから、そういう力を昇華できる仕事を選ぶのがいいのではないか…と。つまり、

やたら撮影するのが好きなヒトはカメラマンになるといいし、料理をつくるのが好きなヒトは料理人に、空を飛びたいひとはパイロットに…と、とてもシンプルな職業選択であります。

自分はやたら、想像をふくらませる傾向があり、想像力過多なため、ほんのわずかな兆候でも不治の病と思ったり、地球が滅亡すると思ったり、すぐに捨てられると思ったりするわけですね。恋愛中、相手が他のひとを一瞬みただけで、そのひとが他の人と駆け落ちし、捨てられて、逆恨みして相手を刺し、投獄されて手記を書く…ってところまで、想像したりしていました。

で、その過多な想像力により、なにごとも「たいへんな感じ」になっていたわけですが、そんなころ、ある本に、「そういう無駄な想像力は、創作に向けるとよい」と書いてあって、以来、過剰な想像力はもっぱら仕事に向けるようにして参りました。

もちろん、若き日々は、それでもその力が余っていたので、トラブルは絶えなかったわけですが、最近は、その「無駄ぢから」も減ってきて、仕事にそれを注いでしまうと案外、平穏な日々を送れるようになりました。よかった、よかった。

だから、仕事始まるとたいへん、精神は安定し、夜になると疲れて眠くなるし、朝も起きられるし、いい感じだ。…じゃ、ずっと忙しくしていればいいじゃないか…となるけど、そうもいかず、根が怠け者だから、やっぱり、長時間だらだらしたくなり、そうするとまた、余計なことを考え始め、やっぱり、あの話を小説にさせてもらわないと死ぬとか、やっぱり、映画はどうしてもまた撮らないと生きている意味がないとか、過剰なことを考え始めるのだった。

ダメじゃないか。

ってことで、今日はフラットさん。とにかく、来週いっぱいまでは、テレビの仕事に身も心も捧げるのであった。