山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬のいのち、人のいのち。

ロンドン10日目。

今日は、学校がお休みなので、朝から、犬のボランティアに行きました。

受け入れてくれている施設に迷惑がかかるといけないので、一応、施設の名前は伏せております。

なかにはこんな感じで犬舎があります。



ひとり一部屋ならぬ、一頭一部屋です。



なかはこんな感じで、全室にテレビがあります。

昨日まで私が住んでいた部屋とそんなに変わらぬ広さ。



一緒に散歩にいったグレイハウンド。すっごくおとなしかった。

以下、今日、遊んだ犬たちをご紹介。



この子のグルーミングをしました。人なつこくてかわいかった。



昨日、去勢手術をしたばかりの、モーツアルトという名前の子。ちょっとみぞうきんみたいですけど、ぺたっと寄り添って来るので、すごいうれしかった。



1時間くらい散歩したウッディ。この子もかわいかったなー。

あと、シベリアンハスキーと2時間も散歩して、運河や公園にも行ったけど、写真は撮れなかった。

すごい元気で、全然じっとしてないし、チャンスがなくて。きれいな顔の子でした。また、今度撮る。



こちらは、ボランティアのためのリビングルーム。

キッチンがあって、紅茶やコーヒーが自由にのめる。冷蔵庫も電子レンジもあるので、ここで軽食を食べることもできます。


このリビングに住んでいる、猫ちゃん。



ゴロゴロしててかわいかった。

というわけで、10時から17時まで、びっちり、犬仕事をしてきました。

ボランティアもスタッフもみんな親しみやすくて、親切で、居心地がいい。

楽しかったー。

もちろん、すごいたくさん歩いたので、かなり疲れました。

でも、犬舎で、犬と向き合い、抱きしめたりしていると、ひしひしと愛情がわいてくるものです。

ここにいる子たちは、捨てられたり、路上をさまよっていたりする犬たちなので、どっか寂しそう。一度は人間に捨てられたのに、それでも、人間をしたってくる感じがせつなくて。

でも、こういうシステムがあって、犬や猫が生きていけるのはホントにいいなと思いました。

とはいえ、仲良くなったボランティアに聞いた話だと、昨今は批判も多いそうで。

つまり、貧しい人間がいっぱいいるのに、犬猫を助けている場合なのか!という批難を浴びるそうです。

もちろん、人間も救わないといけないけど、でも、犬や猫にも生きる権利があるし、だいたい、ペットというのは、人間が自分たちをいやすために生かした動物で、それを途中で放棄するのはやっぱりいけないと思う。

野生で自由に生きている動物を救おうというのとはまた違うし。

そんなわけで、犬にふれあえて楽しい反面、いろいろ考えることもあって、とても充実した時間です。

身体的にはかなりハードですけれどもね。

というわけで、明日もボランティアにゆきます!