ロンドン18日目。
今日は、すがすがしく、青空が広がっていた。
アニマルホームに行くと、ひとつの事件が!
いえ、すごいかわいいキングキャバリアの子犬が収容されたのだった。
むちゃむちゃキュート!
じっとしていないので、なかなか写真を撮るのに苦労した。
こんなに愛らしい生き物に行き場がないなんて…。
でも、アニマルホームがあるから、すぐに新しい飼い主が見つかるだろう。
それまで、しばし、愛させてもらおう。
私が働きだしてすでに、ハスキーのニキータもボルゾイのガイもビーグルのチャーリーも新しい飼い主の元へもらわれて行った。
ニキータに飛びつかれることもなくなって、ちょっと寂しい。
そんなわけで、今日も犬の散歩やキッチンでお皿洗い、ランドリーで洗濯物をたたむなどの仕事をした。
ランチは、近所の初めての店に行った。
混んでいたので、外で食べた。
本当にシンプルなサンドイッチ。でかいよ…。
それそはそうと、ボランティアに行くときは、paddington=パディントンという駅を利用している。
ドーム型の屋根のある、歴史ある大きな駅である。
この名前にピンと来たひとも多いと思う。
その、あの有名なクマ、パディントンだ。
構内には、ちゃんとパンディントンショップがある。
なぜ、クマの名前が駅名のなのか。
その答えを示すかのように、構内には、元祖パディントンの像がある。
昔昔、飼い主思いのクマがいて、毎日、ご主人をこの駅まで迎えに来そうな。
だから、パディントンの像はホームに向かって立っている。
しかし、時が経ち、ご主人は亡くなってしまった。それでも、パディントンは毎日、ご主人の帰りを待ち続けたという。
だから、この駅の名前がパディントンになったのだ…。
…っていうのは、嘘でした。ハチ公物語じゃないんだから。
パディントンベアというのは、イギリス人の童話作家マイケル・ボンドによる、物語だ。
1956年のクリスマスイブに、妻へのプレゼントに熊のぬいぐるみを買ったこの作家は、この熊の物語を書き始めたそうだ。
その物語によると、パディントンベアは元々ペルー出身。長旅を終えて、パディントン駅に降り立ったそうな。
その時の様子が銅像になっているという。
ここから、パディントンベアのイギリスでの波瀾万丈の物語が始まるらしい。
詳しく知りたい方は、こちらのサイトへ。
まあ、とにかく、そんな「クマな」感じの駅から、犬の仕事をしに通っているのでした。
動物めいた日々であります。