山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ロンドンひとりぼっち。

ロンドン23日目。

今日も午後はうかうかと、ウインドウショッピングに出かけた。



クリスマスイルミネーションの美しいハロッズ。



おしゃれデパート、ハービーニコルズの前にある、オリエンタルマンダリンホテル。

このようにロンドンはすっかりクリスマス仕様で、どこもキラキラしている。

店内もクリスマスプレゼントを買いにきた人々でにぎわっている。

家族連れとかカップルがせわしなく、足早に去って行く。

プレゼントを用意しないといけない人も、待つ人もいない私は、自由に歩き回ることができる。

あーこれが、ひとり暮らしってやつなんだ…としみじみ思う。

今までの人生では、たいてい誰かと暮らしていたので、「待つ」か「待たれるか」という人間関係があった。
しかも、仕事もあるので、たいていが、見切りをつけて家に戻らないといけなかった。

ところが。

ひとりってこういうことなのね。

おなか空いたら、好きなときに好きな場所で好きなものを食べてしまっていいのね。

この、自由さ、気ままさ…これこそが、体験したかったのだ。

何をいまさら…とお思いでしょうが、仕方ありません、経験がないので。

しかし、実際は、来年になったら、帰国しないといけないし、日本に帰れば、仕事と同居人が待っているわけなので、「真のひとり暮らし」とはちょっと違うだろう。

「このまま、ずっと一人かしら」という不安がないし…。

すみません、プチひとり暮らしです。

そんなわけで、ハロッズで、karssenというアムステルダムのブランドのtシャツを買いました。

一目惚れです。



このkarssenというブランド、知らなかったのでネットで検索したら、なんだか、コンセプトも気に入った。

他にも、「good girl likes bad boy」なんて真実が書いてあったりして、もっと欲しくなりました。

60ポンドくらいでした。

で、帰りには、食品売り場に行って、お決まりのカップケーキを…。



もう、味とかではなく、見た目で選びました。色がきれいで、かわいいから。

二つで3ポンド(360円)、ちょっと小さいサイズです。

こういう暮らししていると、何も考えなくてすむから、楽だなーバカになってきてる気もする。

明日は…明日こそは、早起きして、ポートベローのマーケット、ゆきたいです。

起きられるかなー…そんなことが悩みなんて、世界中のひとから怒られるよね。

マーケットのあと、いつもの犬の仕事へ出かけます。

ハロッズの犬売り場で、遠巻きに犬を見て、じわじわと触れたくなりましたけど、(ハロッズの犬売り場は、犬との距離がかなりとってあるので、やみくも近づくことができない)、

「いいもんね、明日になれば、4、5匹の犬と会えるもんね。触れるもんね。超かわいい子犬だっているもんね」という優越感に浸りました。

それにしても、ハロッズの犬用品売り場の充実と言ったら…。かわいすぎて、切なくなりました。