ロンドン45日目。
今日は、朝からアニマルホームへ。
駅前も街もすでにひっそりしている。
アニマルホームもさぞや、静かだろうと思ったけど、行ってみたら、ボランティアは2人来てるし、そのほかの人も割と普通に働いている。
今日は撮影がメインだったけど、「コウの散歩をして」と言われて、まずは散歩。
コウ(秋田犬)はすっかり私になついてくれていて、部屋に入ると飛び跳ねて喜んでくれた。
私はサンタじゃないのにね。
散歩のあとは、「アニマルホームのクリスマス」というテーマを意識して撮影。
「犬たちへ、猫たちへ」とフードやおやつを持ってきてくれる人たちが何人もいた。「寄付」がとても自然な行為になっている気がする。
うれしいハプニングがひとつ。
犬舎を撮影してたら、レセプションのひとから、「友達が来てるよ」と呼ばれる。
「友達?」
クリスマスイブにロンドン郊外のアニマルホームまで、私に会いにきてくれる友達なんて、いただろうか。
不思議に思いながら、レセプションに行くと、そこにいたのは、英語学校の先生。
この先生も大の動物好きで、このホームから猫をもらったこともあるひとだった。
再会を喜びつつ、しっかり撮影もさせてもらった。
カレンダーや犬猫グッズを買って、寄付されて帰って行った。
インタビューしたら、こちらの文法の間違いを指摘され、さすが、先生!
この他にもハプニングが。
街をさまよっていたという犬がやってきた。
通りで見つけた人がつれてきた。飼い主の手がかりがないので、ホームで預かることに。
この一連の出来事を撮影したかったけど、犬を届けに来た人が撮影NGだったので、犬のみ、撮った。
クリスマスイブに街をさまよっていた犬…。
不安なのか、ご飯をもらっても食べもせず、犬の部屋のなかをずっとぐるぐる回っていた。少し、怪我もしているみたいだし。
そんなわけで、忙しい一日だった。
電車が早く終わるらしいでの、午後4時頃には帰ってきた。
明日は電車がないので、タクシーで行く予定。
どんなクリスマスになるかな。
犬たちは、特別なことがなくても、暖かい寝床とごはん、ちゃんと愛してくれる飼い主さえいれば、毎日がクリスマスなんだと思う。
みんなにも、ハッピークリスマス!