山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

テムズ川クルーズ

ロンドン51日目。

小雨の降るなか、テムズ川を渡る船に乗ってきた。



ロンドンアイの見えるピア(船着き場)から出発。

グリニッジまで乗る一番長いコースにしました。(片道1時間)

なので、行きはぼんやり窓の外を眺めながら、半分くらい寝てた。

船って好き。



ロンドンブリッジを往復する頃には日が暮れてた。

でも、これくらいの時間の風景も美しい。

スカイラインってやつ。

動画でも撮ったけど、小雨が降っているのでカメラがぬれるのが心配で、あんまり撮れなかった。

残念。



そして、夕暮れのロンドンアイ。

夜のが美しいね。

このあとは、市内をぶらぶらして帰ってきました。

特にやることもないもんで。

夜、テレビで「the holiday」という2006年の映画を見た。

キャメロン・ディアスとベン・アフレックとケイト・ウィンスレットと、あ…名前が出てこない、「ガリバー旅行記」でガリバーをやったコメディ系の人…という豪華キャスト。

イギリスのコッツウォルズに住んでいる、失恋したばかりの女性(ケイト)と、ロスに住んでいる映画の宣伝やってて、男性関係がめちゃくちゃな女性(キャメロン)が、クリスマス休暇の2週間、お互いの家を交換する…というお話。

どっちも恋愛で問題を抱えていて、「ここから逃げたい!」と思って、ネットで検索して、お互いの部屋をチェンジする…というスタート。

ここらへんは、今っぽいよね。実際、あり得るかもしれない。

ロスとコッツウォルズ、気候も風景も文化も“男”もちがうのね。

でもって、二人の女性は、休暇中の場所で新しい恋を見つける…という真にハッピーでおめでたいお話。

ロスとコッツウォルズ、全然ちがう…といいつつも、場所はあんまり関係ないのよね。

映画の背景として、ロスなら海が映ったり、コッツウォルズなら羊が横切ったりするけど、話の本質に場所はさほど関係ない。

さほど…といったのは、ロスの場合は、昔活躍したシナリオライターが出てきたり、女優のタマゴがいたり、多少の「ロスっぽさ」=ハリウッドぽさはあった。ロスに住んでいたキャメロン・デイアス扮する女性も映画の宣伝という、ロスならではの仕事だし。

一方で、コッツウォルズについては、その特性があまり描かれてなかった。これは多分、作っている側がハリウッドの人なので、ハリウッドのことはよくわかるから、自然に描けるけど、コッツウォルズについては、観光ガイドレベルの知識しか持たないまま、描いているからじゃないだろうか。

だいたい、ケイト・ウィンスレッド扮する女性は編集者らしいんだけど、どうもロンドンの会社に通っているみたい。

コッツウォルズからロンドンって通えるのかしら…。

羊以外に特性が描かれていないのがなんだかおかしかった。

…ロンドンのテレビは一日中、どっかで映画やっている。昼間は「少女ポリアナ」を見た。

うかうかしていると、一日中映画見ちゃうからね。

それでもいいんだけど。

ということで、明日は今年最後の日。

やっぱり、アニマルホームへ行こうかと思っています。

早起きできるかな。