山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

日本、帰りたくない中学生気分。

ロンドン60日目。

今日は一日中、パッキングをしていた。

最後の日曜日だから、どこかのマーケットに行くとか、公園とか、ちょっと考えたけど、パッキングが心配だったし、気力もなかったので、引きこもる。

部屋でいろいろやっていたら、大家さんの女性が現れ、「昼間からやってるの?どこにも遊びに行かないの?」と聞かれる。

まあ、そうなんだけど、基本的にそんなに外にいるの好きな方じゃないし、これでよかったのであった。

シェアしていた日本人女性も帰国してしまい、大家さんも当分こないという。

「あなたひとりになります」

ほう、なるほど。

これが、昔だったら、「ひゃほー、誰か呼んで、大騒ぎしようぜ」って気分になったけど、そういう時代は過ぎたようです。

ひたすら、荷物を整理してつめ、必要書類を書き込み、昨日撮影したものをハードディスクに映したり、地味に過ごしました。

夕食も買ってあったパスタを温めただけ。質素なもんです。

しかし、いざ、帰るとなると、帰りたくなーい!って気持ちもわいてくる。

お雑煮食べたいし、話題の映画見たいし、本も読みたいけど、帰ったら、また、あの、慌ただしい世界に舞い戻るのかと思うと、ちょっと立ち止まりたくなる。

どの番組が高視聴率だとか、どれがヒットしているとか、コケたとか、そういう怒濤のうわさの現場へ、戻りたくないなー。

そんなに渦中で生きているわけではないんだけど、いろいろ耳に入って来るのですよね。ツイッターとかやっているから、ロンドンにいても、入ってきたけどさ。

そんなわけで、夏休みの終わりの中学生みたいな気分になってます。

学校で友達に会えるのは楽しそうだけど、毎日早起きして、学校行ったり、授業聞いたり、制服着るの、面倒くせー…みたいな。

いい年して何言ってんだよ…ってことですが。

それもこれも、自分で選んだ道だもの。ふへー言わずに帰りましょうね。

ということで、明日はアニマルホームに行って、写真を撮ってもらうのでした。

ホームで発行している雑誌に逆取材されて、記事が載るようです。うふふ。

このアニマルホームは国際的な組織なので、雑誌も結構豪華なんだよなー。

うれしいな。

そして、また、犬たちに会えるしね。

ということで、夏休みも(冬休みか…)もう、決定的に終わりに近づいてきました。