山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

心ゆれる日々。

日記は毎日更新!と銘打っておきながら、日数があいてしまった。

毎度のことですが、じっくりした内容を書こうとすると、やや及び腰になっていた。

なかなか、毎日、忙しいのである。いや、どんなに忙しくても、文章を書くことに疲れを知らないタイプであるけれども、「いいこと」書こうとすると身構えてしまってダメね。

急にちょっと怪談のようなdvdを作ることになったり、いよいよ、犬の映画を撮り始めたので、日々、充実というか、あっという間に一日が終わる。

昨日は撮影のため、某所の動物愛護センターに行きまして、犬にたくさん会えるのは嬉しいけれども、しかし、彼らは明日をも知れぬ命であるので、非常に精神的に参ってしまって、帰って来るとずんと疲れが襲うのであった。

しかし、なんとしても、彼らの命が救われるようにしたいのだ。

一ボランティアとなって、救う活動をするのもアリだと思いつつ、人生半分以上を映像演出の世界で生きてきたので、もし、自分に少しでも力になれるとしたら、この力を使って、映画を作ることであり、それによって、一頭でも多くの犬(+猫)が救われることを願っているのだ。

そして、その作品のなかで、「動物の命」とはなにかを問いかけたい。

生きるものは生きるために、命を食べるしかない。牛や馬や豚は食べるために殺されているのを知っていて、犬猫だけを特別扱いするのはどういうことなんだ…という視点も常に忘れずにいる。

でも、やっぱり、犬猫は、人間の「楽しみ」のために生きるしかない現状で、「楽しみ」のために処分されてはいけないのだ。「楽しみ」で始めた以上、最後まで責任をとるべき。そうでなかったら、楽しんではいけない…とやっぱり思うのだ。

そういう気持ちを確認しながら、撮っていきたい。これはもう、今まで自分にたくさんのたくさんの愛情とかけがえいのない時間をくれた、犬への恩返しである。亡くした犬への鎮魂でもある。

この件については、非常にマジだぜ。

本日は、夜、尊敬する先輩、80歳になられた女性監督を囲む会。

女性監督ばかり4名で、ヘルシーなおばんざい屋さんで食事。いい年した女性ばかりであるけれども、ひとりもまともな(まともっていうか、普通っていうか)家庭を営んでいるひとはいないのであった。

で、いろいろ映画について盛り上がって話した。

パワーをもらい、勇気をもらって帰って来た次第。