山田あかねの一喜一憂日記

テレビディレクターをやりながら、小説書いてます。映画も撮りました。脚本なども書いてます。 本、買って下さいね。

舞台いろいろ

1月中は、ずっと体調優れず、ぐずぐずしておりました。

風邪がなかなか治らず、本格的に検査までいたしました。

レントゲン撮ったり、CTまで撮ったんですけど、ややアレルギー反応が出ている程度で、重篤な病の疑いはありませんでした。

よかった、よかった…

とはいえ、原因がわからずに、「なんとなく体調すぐれず、風邪っぽい」とは、「さぼり」病なのか、とか、
精神的なものなのか、とも考えられ、すっきりしないものでした。

が、2月の声を聞いた頃より、徐々に回復し、ブログを書くことくらいできるようになりました。

(いえ、他にもいろいろできますが…)

なわけで、さぼっている間に見たモノなどを…。

今日は、シアターコクーンで「もっと泣いてよ、フラッパー」を見てきました。

あの自由劇場の名作、ですね。

松尾スズキさん目当てで見に行きました。

禁酒法時代のシカゴが舞台で、ギャングとフラッパーの、歌あり踊りありのミュージカル仕立ての物語です。

全体、懐かしいような雰囲気なんですが、松尾さんが登場すると一気に、今の笑いっぽくなって、とにかく面白い。いるだけで、いかがわしさやおかしさを漂わせることができる、松尾スズキさんはやっぱりすごいなと思いました。

それと、松たか子さんの歌と踊りと存在感。舞台が「きゅっとしまる」感じがしましたわ。

帰り道、「♬もっと泣いてよ、フラッパー♬」と口ずさみながら歩きました。

その他見たモノ。
やっとこ映画、「ゼログラビティ」。
挑戦的なシーン構成(つまり、ほとんど宇宙ばっかり、とか登場人物ほぼ二人とか)は斬新ですが、だからどうかと問われると…ううむ。

水素74% 舞台「荒野の家」@駒場アゴラ劇場
ここ数年ずっと注目している、「水素74%」。
壊れた家族がいろいろ出てくるのが好きで見ていて、今回も壊れてました、家族。
アフタートークを聞いたら、テネシーウイリアムズについて、主宰演出家の田川啓介さんが、ちらっと触れたので、ちょっとヒヤッとしました。いえ、ここのところ、テネシーウイリアムズ研究してまして。
崩壊家族の元祖ではないかと思うのです。

ブス会「男たらし」@下北沢スズナリ
こちらも注目の劇作家、ペヤンヌ・マキさんの新作。
いや~面白かったですよ。いつもは女ばかりで、女の痛みやおかしみを描く「ブス会」ですが、
今回は、男子メイン。ゲスな男が描かれます。5人の男がそれぞれに「げす」なんですけど、見ていると、
「いた、いた、こういう奴」という感じで、ひりひりと過去に遡ることができます。

主人公はこれまで、昨今の舞台で輝きを増している、内田慈さん。
ダメダメな女がダメな男にその都度ひどい目にあわされつつも、成長していく…という、じわっとくる女性像を演じてらっしゃいます。

「変わる女と変わらない男」という副題をつけたいほど、殆どの男は、相変わらず「ダメ」で「自分勝手」なままなのに、そういう男に囲まれていても、そいつらに傷つけられても、決して復讐なんてせずに、彼らをうまーく使って、自分なりのやり方で生き抜いていく姿はホント、すばらしかったです。

「やりまん」とか「メスブタ」みたいなネガティブワードを重く扱わずにさらりとかわしていく舞台はこびが、秀逸でありました。
これまでに描かれたことのなかった、ヒロイン像かもしれません。
似たような設定の女性は、日活ロマンポルノはじめとして、多く描かれてきたかもしれませんが、そのステレオタイプを大きく脱して、よりリアルな女性像を描いています…というか、少なくとも自分にはそう思えた。

ポルノに出てくるその手の女性にリアリティやシンパシーを感じたことは1度もなかったから。

というわけで、充実の観劇生活。で、近々に行くのは、三浦大輔氏演出の「失望の向こう側」
これも楽しみ!

ちなみに、現在は、犬の映画の本格編集に入っております。
これが…
これが……
あらためて、ぐっと来るシーンの連続でして。

年内にはなんとか、公開できるよう、命を削りたいと思います。
(なぜなら、取材させてもらった方々が犬のために、本当に命削って頑張っているからです。
 おお)