山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ハルの角度

ハルは見る方向によって、違って見える。


時に同じ犬?と思うほどに。


以下は、同じ寝姿を三方向から撮ったもの。


正面から見たハル。

センターの鼻が強調され、ブタっぽさがある。


やや回り込むと…


斜め横から見たハル。



すっとしたハナが美しく、シェパードのような味わいが出てくる。


さらに回り込むと…


斜め後方から見たハル。


今回強調されるのは、長い立て耳。
周囲の音を聞き漏らさんとしている様子がよくわかる。



このようにどの位置から撮るかによって見え方は異なる。


これは何もハルに限ったことではない。


あらゆるものごとは、視点の定め方と描き方によって違って見えるのだ。


どこに視点を取るかが、作者の個性となる。


視点のパクリも立派なパクリである、
と一言苦言をていしておこう。
ちょっと苦い話を思い出したけど、ここまで。



まぁ、いいじゃないですか、とナツも言うので。



クリエイターの皆さんは、
ひとが苦労して作ったものの上っつらだけなぞって、平然とする人にはならないで下さいね。


自戒も込めて。


単にハルを撮っていたのにいつの間にか、
濃い話になってしまいました。


これも個性と言えばそうでした。


今日は、四年に一度のオマケの日だから
お休みします。