山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ドラマ「461個のありがとう」

昨年、作ったテレビドラマが再放送になります。

「461個のありがとう 愛情弁当が育んだ父と子の絆」

Tokyo no.1 soul set のボーカル渡辺俊美さんの「461戸の弁当は親父と息子の男の約束」(マガジンハウス刊)を

原作とした、ドキュメンタリードラマです。

シングルファーザーの渡辺さんは、一人息子の登生(とうい)くんのために、3年間、毎日、お弁当を作りつづけました。

その数、なんと461個。

しかも、そのお弁当、普通のお弁当ではありません。

彩りあざやか、ヘルシーで、今でこそ流行になった、曲げわっぱの弁当箱に盛りつけられた、見ても、食べても嬉しいお弁当なんです。

受験に失敗し、1年遅れて高校に入った息子を勇気づけた、お父さんが作る、渾身のお弁当。

多感な時期の息子は、父の作ったお弁当を支えに、友達づくりも恋も乗り越えていきました。

そして、そんな父が弁当作りに目覚めたのは、実は、2011年3月11日の震災の傷跡にありました。

……という、直球のドラマです。

お弁当作りに邁進する、ミュージシャンの父親役を、別所哲也さん、

息子の登生役を、望月歩くんが、演じています。

男と男のドラマ…と言ってしまうには、あまりに繊細で、優しい、男達のお話しです。

弁当男子!とでもいいましょうか。

3月5日(土)15時~


「461個のありがとう 愛情弁当が育んだ父と子の絆」

NHK BS プレミアム にて放送です。

昨年、見逃した方もぜひ!

別所さんの、「 I love you FUKUSHIMA」は、感涙です。