山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

オトナの片思い



「料理通信」というゴージャスなグルメ雑誌(っていうのかな)の8月号に、短編小説を書きました!
純文学の文芸誌「文學界」にデビュー作が掲載されて以来、小説では、初めて雑誌登場です。

これは、「オトナの片思い」がテーマのアンソロジーです。第一回を井上荒野さんが書かれています。
私はそれの名誉ある(?)第二回。このあとも、恋愛小説の妙手の作家さんたちが、順番に書いていくそうです。そのメンバーもすっごいゴージャスですよ。(某直木賞作家も執筆されるらしい)そんなわけで、嬉しいです。

内容はずばり大人になってからする片思いです。
恋愛はもちろん、年をとってからもするものです。でも、若い頃のように、すぐに突っ走ったりはせず、自分の胸にそっと思いを秘めたままのことも多い。だから、片思いのまま・・・というわけ。

私が描いたのは、30代後半のテレビのディレクターが、海外ロケに出かけて、思わぬひとに、思わぬいきさつで、ときめいてしまう・・というお話です。え?それじゃ、自分まんまじゃないのって?いえいえ、そんなことはありません。小説はあくまで、小説、フィクションです。もちろん、主人公のように、ときめいてしまうことは、今だにありますけど、(って、根がほれっぽいので、しょっちゅうあるけど・・・)そのときのせつなさや、一方で、大人だからこそ、先の見える悲しさの両方を、仕事をからめて書きました。

7月10日発売です。

三つ星レストランの裏事情や、スウィーツ特集なんかもある、華やかな雑誌です。使えるお店情報もあって、おすすめですよん。ぜひ、よろしくお願いします。