山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

舞台

ブス会「女のみち 2012 再演」

昨日は、ブス会「女のみち」を見てきた。 池袋芸術劇場に2日連続で通ってしまった。(城山羊の会も芸術劇場だったのだ) ブス会の芝居は、数年前から注目して、リトルモアの地下の小さい劇場で上演されていた頃から見続けて来た。 なかでもこの、「女のみち…

城山羊の会「仲直りするために果物を」

今日は、城山羊の会の「仲直りするために果物を」を見てきた。 お弁当ドラマに出演していただいた、松井周さんが出ていたし、山内ケンジさんの作品、興味あるし。 しかし、すっごいハードな舞台だった。 最初はクスクス笑いながら、多少じれったく見ていたの…

舞台いろいろ

1月中は、ずっと体調優れず、ぐずぐずしておりました。 風邪がなかなか治らず、本格的に検査までいたしました。 レントゲン撮ったり、CTまで撮ったんですけど、ややアレルギー反応が出ている程度で、重篤な病の疑いはありませんでした。 よかった、よかった……

舞台「ストリッパー物語」

最近、あまり日記を書かなくなりました。 書かなく、というか、書けなくなりました。 以前は深く考えずに思いつくことだけ書いていたのですが、それじゃダメなような気がしてきて、もっと戦略的というか、テーマを絞り込むとか、そういうことしないとダメな…

まだ、男なのか。

先日、高円寺の座で上演された劇団宝船「撫で撫で」という舞台を見た。 ブス会のペヤンヌマキさんが演出ということで楽しみに出かけた。 主人公は、二人の対照的なアラフォー女性。 一人は、40を前にして子供がほしくなり、そこそこの男と結婚して、仕事を辞…

岩井秀人トークラジオ

昨晩は、六本木の果てにある「新世界」で劇団ハイバイの演出家である岩井秀人氏のトークラジオを見てきました。 自作を語る…ということくらいしか事前情報を持たなかったのですが、主に、前作「霊感少女ヒドミ」の種あかしでした。 種あかし…という言葉が的…

ブス会イベント

そんなわけで、マメに更新。 今日は、先週行った、ブス会のイベントのお話。 ブス会を知ったのは、かのポツドールがらみで、数年前から通うようになりました。 前にも書いたけど、この「ブス会」というネーミングにたじろいで。 そのストレートさとゆるぎの…

松尾スズキひとり芝居「生きちゃってどうすんだ」

ここのところ、いろいろ興味深いものを見に行っていたのに、なかなかブログを書く時間がなくて、失礼していた。 先週は、松尾スズキさんのひとり芝居「生きちゃってどうすんだ」を見ました。 いやー濃い内容でした。 「ひとり芝居」というものに偏見というか…

ポツドール「夢の城」

先週、池袋の芸術劇場にて、劇団ポツドールの「夢の城」を見ました。 ポツドールは、ここ4,5年はずっと注目している劇団でして、「愛の渦」とかマジ傑作だし、とにかく、欠かさず見ております。 この「夢の城」は再演とのことで、未見だったので、たいへん…

劇団ハイバイ「霊感少女ヒドミ」

昨日は、岩井秀人作・演出の「霊感少女ヒドミ」を見ました。 諸般の事情で少し遅れて見たので、それがとても残念でした。 霊感を持った少女ヒドミが、霊や現実の人間とかかわるお話ですが、なんといっても、秀逸だったのは、映像とのコラボレーションでした…

舞台「遭難、」

今日は、池袋芸術劇場で、劇団本谷有希子の「遭難、」を見て来ました。 2006年の初演で見て、おそれおののき、心底しびれたのでした。前作では松永玲子さんが、いや~な女、わがままな女、自分のことしか考えてない女を演じられて、そのふっきれた演技にも強…

大人計画「ふくすけ」

やっぱり、書かずにいられない。 満席のシアターコクーンにて、大人計画の「ふくすけ」。 うう。 しびれる。 コクーンという上品で洗練された劇場に、歌舞伎町の裏側の人間の掃きだめ…というか、闇、裏、陰の世界を思いっきり持ってきている。 異形のものた…

舞台「海辺のカフカ」と村上ワールド

そんなわけで、昨日は、さいたま芸術劇場まで舞台「海辺のカフカ」を見に行って来た。 かの村上春樹さんの原作、蜷川幸雄さん演出の作品である。 主演は柳楽優弥くん。 彼にとって初舞台となるし、なんだか、ぴったりな配役だと思い、出かけて行った。 柳楽…

大人計画「ウエルカムニッポン」

本多劇場で、大人計画の「ウエルカムニッポン」を見ました。 補助席でしたが、ステージから3列目くらいで、俳優さんたちがとても近くて、かぶりつきというのでしょうか、存在感が迫ってきてよかったです。 舞台は、2011年の4月くらいの設定で、震災にゆれる…

「深呼吸する惑星」

第三舞台の復活&解散公演「深呼吸する惑星」をWOWOWの録画で見ました。 もちろん、劇場で見たかったのですが、公演期間中はロンドンに行っていたので、泣く泣く、というか、それでも見られるのは有難いと思って、WOWOWの番組で見たのでした。 第三舞台は、8…

ハイバイ「ある女」と「恋の罪」

昨日、駒場アゴラ劇場にて、劇団ハイバイ「ある女」を見てきました。 以前より、注目している、俳優であり劇作家である、岩井秀人さんの作・演出です。 この舞台の話をする前に、その前日に、映画「恋の罪」を見たことから始めたいです。 「恋の罪」は奇才・…

生命レベル低下につき。

ここ、最近見たものを書いておきます。 「ろりえ」という早稲田系の劇団の「三鷹の化け物」という芝居を見ましたよー。 妙にテレビっぽい話題で始まるのですが、壊れ方が異様で面白かったです。 久しぶりにずっと笑いました。毒のある笑いの好きな自分ですが…

舞台「おしまいのとき」

劇団ポツドール、久しぶりのオリジナル新作。 どーしても見るでしょう。絶対、見たいでしょう。 ということで、一週間くらい前に下北沢のスズナリで見ました。 最近、映画とDVDをたくさん見ているので、なかなか、感想が追いつかなくなっておりました。 タイ…

舞台「クレイジーハニー」

見た順に感想を書くシリーズです。 しかし、ここのところ、ブログをサボり気味なんですが、その理由ははっきりパソコンの不調であります。 愛用のMac bookproが、熱暴走というのをしておりまして、ものすごく熱くなる…ジージー変な音がする…という状態で、買…

舞台「ゲヘナ」

今日は、三鷹芸術劇場で、劇団「サンプル」の「ゲヘナ」を見ました。 映画「マイバックページ」を見たとき、主役の妻夫木聡さんの上司役の新聞記者、いいなー、味わいあるなー、と思ったけど、誰か知らなかった。 こんなに芝居うまくて、魅力的な俳優さん、…

ハイバイ「七つのお祈り」

今日は、五反田のアトリエヘリコプターで、ハイバイの「七つのお祈り」を見ました。 いや~、相変わらずのクオリティの高さ。 しじゅう、笑いっぱなしなんだけど、笑いに持って行くまでの周到な構成… こう書くと、かたい芝居みたいだけど、全然、そうじゃな…

松井周「官能をめぐるリーディング」

今夜は、「マルキ・ド・サド」のリーディングに、六本木に行きました。 構成・演出は、俳優で演出家で岸田戯曲賞ウイナーの松井周さんです。 夜の10時からの始まりで、場所はかつての自由劇場があった、地下のライブハウスみたいなところです。 そんなところ…

「ブス」という言葉の重み。

今日は、ブス会の「淑女」という芝居を見てきた。今回で第二回公演。 1回目から見ているけど、登場人物はみんな女性で、ワンスチュエーションである。(会場が狭いから、セットチェンジできないことを逆手にとっているのかもしれない)。 前回は、町外れのカ…

劇団ハイバイ「その族の名は家族」

今日は、青山円形劇場で、劇団ハイバイの「その族の名は家族」を見ました。今日が初日でした。 これはもともと、「て」というタイトルで上演されたものですね。何回目かの再演で以前見ました。 なので、ストーリーは知っていたし、ハイバイ独特の(いや、他…

舞台「ザ・シェイプ・オブ・シングス」

今日は、青山円形劇場にて、翻訳劇「ザ・シェイプ・オブ・シングス」を見て来た。 演出はポツドールの奇才、三浦大輔さん。脚本は、アメリカで映画監督もしているニール・ラピュートさんという脚本家による、01年初演の問題作。 さらに主演は今をときめく、…

五反田団の工場見学。

そんなわけで、イギリス 犬の旅報告も終わり、自分にとっての日常っぽい日記です。 今日は、五反田団の新春恒例工場見学見にいってきました。 工場見学っていうと、小学生の頃、社会の授業なんかで行っていた、実際の工場を見にいくようなものを想像されるか…

大人計画の舞台など。

ここ一週間で、3本舞台を見たので、その感想を。 1)まず、五反田団「迷子になるわ」@東京芸術劇場 なにか、確実に、今の若いひとたちの感覚は自分の頃と変わっているのだ…ってことを感じさせられた舞台。 恋愛に対する憧れとか強い思いとかが、圧倒的にな…

舞台「エゴサーチ」

昨日は、「名曲探偵アマデウス」の宴会があり、久しぶりに、朝近くまで、遊んでしまいました。楽しかったです。 本日は、夜、紀伊国屋ホールにて、虚構の劇団「エゴサーチ」を見ました。初日でした。 第三舞台の芝居は、20代のころより見続けてきたのですが…

舞台「広島に原爆を落とす日」

諸事情により、日記を書いておりませんが、生きています。普通に元気です。 ちょいと、忙しいような感じでありまして…。 昨日は、シアターコクーンで、つかこうへいさん作の「広島に原爆を落とす日」を見ました。 主演は筧利夫さん。熱気あふれる舞台でした…

舞台・ブス会「女の罪」

原宿のリトルモアの地下にて、演劇ユニット(っていうのかしら) 「ブス会」の「女の罪」を見て来ました。 その過激なタイトルにひかれたわけです。 しかし、出演者も内容も特に「ブス」をテーマにしたものではなかった。というより、出演者の女優さんたち、…