山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画

映画「麻雀放浪記2020」

4月5日に公開になった、映画「麻雀放浪記2020」を見てきました。 ピエール瀧さんが逮捕されたり、映画のなかでオリンピックの開催が中止になっているなどで物議を醸し、試写会もあまり行われない中での上映、どうなっていくのだろうという思いもあり、…

体操しようよ

友人の春藤忠温氏がプロデューサーをつとめた映画「体操しようよ」が公開中。 あの、草刈正雄氏が主演で、ラジオ体操のお話。 春藤さんが一番最初に企画を思いついた頃から、この映画の話を聞いていた。 自分自身が、ラジオ体操に参加するようになって、思い…

映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」

渋谷、ユーロスペースにて、映画「おクジラさま ふたつの正義の物語」を見て来ました。 アカデミー賞を受賞した「ザ・コーブ」で、俄然注目を集めることになった、日本のくじら漁。 和歌山県の太地町では、くじらの追い込み漁の歴史が400年近くある。 町には…

映画「人生フルーツ」

ロングランを続けている映画「人生フルーツ」昨日、見て来ました。 愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンの一角で、300坪の敷地に平屋の自宅を建て、庭には野菜や果物を育て、 なんでも手作りしている、90歳と87歳のご夫婦のドキュメンタリーです。 い…

映画「シチズンフォー」

久しぶりに見た映画のことなどを。 今日は、「シチズンフォー スノーデンの暴露」を見ました。 元CIAのエドワード・スノーデン氏が、アメリカ政府が国民のプライバシーを勝手に監視していることを暴いた緊迫感のあるドキュメンタリー。 アカデミー賞受賞作。…

映画「がむしゃら」

高原秀和監督の映画「がむしゃら」を見てきました。 「悪斗」(アクト)という、女子プロレスラーのお話です。 まず、驚いたのが、女子プロレスが、とても激しいこと。 ずっと以前に見たことはあリましたが、(長与千種の時代!)、あんなに激しいものだった…

こわいもの

ゆえあって、「残穢~住んではいけない部屋」という映画を見ました。 日頃、ホラーは苦手で、なるべく見ないようにしているのですが、仕事上の都合で見ることになりました。 DVDやインターネットで映画を見るのはたいてい夜ですが、ホラー映画を夜見る自信は…

映画「母よ、」

映画「母よ、」のコメントを書きました。 下の段にありますが、読めるかしら。 イタリアのナンニ・モレッティ監督の作品で、カンヌやらセザール賞やらに燦然と輝く作品です。 なんで、私がその感想を書いているかと言えば、 この映画の主人公が女性の映画監…

映画「パディントン」

公開中の映画「パディントン」を見た。 なぜ、そのような、子供向けのかわいらしー作品を見たかと言えば、5年前、ロンドンに住んでいたとき、暮らしていた場所が、「パディントン」駅の近くだったからだ。 パディントンはペルーから来た熊のことだが、名前の…

映画「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」

そんなわけで、今日は、WOWOWで録画してあった、映画「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」という、2013年のヴェネチア映画祭、金獅子賞受賞作を見ました。 ローマを走る環状線(高速)のまわりに暮らすいろいろな人たちの生活をつづった、ドキュメンタリー…

映画「めぐり逢わせのお弁当」

そんなわけで、また、インド映画。 かつて、お弁当ドラマ(「461個のありがとう」NHKBSプレミアム)を作ったこともあるけれども、 お弁当ってドラマや映画ではちょっとしたブームなのかしら。 こちらは、インドのムンバイが舞台。 料理上手な主婦が夫のため…

映画「マダム・イン・ニューヨーク」

ここのところ、息抜きにインド映画を見ている。 偶然見たのが、「マダム・イン・ニューヨーク」 インドに暮らす、料理上手で、裕福な主婦が、ニューヨークに滞在するお話。 この主人公の女優さんが、びっくりするほど綺麗。整いすぎた顔立ち。なのに、51歳…

映画「犬に名前をつける日」

というわけで、情報公開になりました。 2010年にミニを亡くしてから、「ミニは戻ってこないけど、これから救える命はなんとかできるはず」と思って、取材を始めた映画です。 ドキュメンタリー番組「むっちゃんの幸せ」(nhk)、「生きがい 千匹の猫と寝る女…

映画「人生スイッチ」

昨日は、「人生スイッチ」という映画を見に行きました。 スペインのペドロ・アルモドバルがプロデューサーを務めたという、アルゼンチン映画。 ホントは、塚本晋也監督の「野火」を見ようと思ったのですが、映画好きの友人たちの評価も高く、見逃してはなら…

原作本と映画の関係

あっという間に月日が過ぎて、すでに5月も終わりになってしまった。 犬の映画を作っていて、これまで撮った来たドキュメンタリーと新しく撮り足したドラマの融合という、新しいスタイルを試みている。 で、参考にしている映画がいろいろあって、例えば、マイ…

ドキュメンタリー、うー。

犬の番組の放送が終わって、一息ついたところ。 で、しみじみ思うのは、「作りながらしかわからない」ということでした。 番組とか映画とか小説とか、最初は企画やプランみたいなものがあり、そこでテーマを絞ったり、何がいいたいのか考えたりするのだけれ…

映画「テルマ&ルイーズ」

wowowで録画してあったので、久しぶりに「テルマ&ルイーズ」を見た。 これ、1991年の作品。 当時もしびれたけど、今見ても、ラストシーンではじんときて、泣いたよねえ。 監督は巨匠リドリー・スコットだけど、これほど、女性目線の映画ってめずらしいと思…

映画「ホドロフスキーのDUNE」

先日、「ホドロフスキーのDUNE」というドキュメンタリー映画を見まして、ドキュメンタリーのあり方について、思い巡らせております。 この映画は、ホドロフスキーという「エル・トポ」「ホーリーマウンテン」などの作品で知られる、チリの映画監督が、「DUNE…

映画「クロワッサンで朝食を」

録画してあった映画「クロワッサンで朝食を」を見ました。 主人公は、エストニア人の中年女性・アンヌ。 病気の母親を介護する日々から始まります。 アンヌは、離婚して、子供たちはすでに独立。 雪に閉ざされた暗い町で、認知症の母親を介護する毎日。 夢も…

映画「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」

最近、ブログを書くのがなんとなくこわくなった。 FACEBOOKなどの知り合いのみのところで何気ないことを書いているので、こっちのオープンなところで書くと緊張するようになってしまった。 もとより、小説とかエッセイとかも書いて来たのだから、それらは全…

映画「生きる」

久しぶりに黒澤明監督の「生きる」を見た。 志村喬演じる、役所の「市民課」に勤める、係長が主人公。 30年間、あたりさわりのない仕事をしてきて、このまま、何事もなく定年を迎えようと考えていた。 ところが、突然、胃がんで余命半年とわかる。 ここか…

映画「シャンボンの背中」

相変わらず、風邪で何も出来ないので、映画を見たり、ゲームしたり。 wowowでやっていた映画「シャンボンの背中」を見た。 日本未公開だったそうだけど、出色の作品。 風邪じゃなかったら、見過ごすところだった。 ていねいにつくられた、完成度の高い映画。…

映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」

みなさんが新年明けて、ばりばり働き始めたなか、風邪悪化して、味覚がなくなりました。何を食べても味がしない。熱い、冷たいはわかる。自分史上初の出来事。 さらに、寝ている間に耳のなかに綿でも詰め込まれたのか、耳の感覚がへん。 そんな体調のなか、…

映画「ブリングリング」

犯罪実話モノ好きのADさんに聞いて、「ブリングリング」を見に行った。 コレ、実際にロサンゼルスで起こった事件を元にしている。 地元の女子高校生たちが、パリス・ヒルトンを初めとするセレブの家に忍び込み、ブランドモノやキャッシュなどを盗んでいた事…

ウォンカ・チョコレート

ウォンカ・チョコレートが近所のスーパーで売っていたので、衝動買いした。 で、何気なく、Facebookに、写真を載せたら、 「ホントにあるんだ」とか 「食べて見たい」って大人のひとたちも言ってたので、中身を紹介したいと思います。 ちなみに、「ウォンカ…

映画「ベニシアさんの庭」

毎日キレイにブログがアップされたので、お知らせ。 ここのところ、忙しくしていたら、全然日記書けないで、12月になっていた…。 やば。 映画「ベニシアさんの庭」を見たぞ。 上映情報です。 12月7日(土)より、角川新宿シネマで上映開始! とのことです…

わたしの理想と現実。

大好きな監督、ウエス・アンダーソンの作品に「ダージリン急行」がある。 父の死をきっかけに、仲違いしてしまった3人兄弟が、失踪した母親がヒマラヤで尼僧になっていると知り、三人で会いにいく物語である。 三人はインドを走る「ダージリン急行」に乗り込…

救いがないおはなし。

仕事の関係もあって、「欲望という名の電車」(1953年制作)と「セールスマンの死」(1951年制作)の2本の映画を見ました。(dvd) いやーどちらも残酷で救いがない。 「セールスマンの死」は、優秀なセールルマンだった男が60代になって、だんだんセール…

映画「ハングオーバー!!!」1~3

LAから帰るヒコーキのなかで、なにげなく「ハングオーバー3」を見た。 シリーズになっていることをうすぼんやり知っていたし、予告編も見たことがあったけど、「結婚式に間に合うか?」っというタイムサスペンスと、「二日酔い」というキーワードから、割と…

映画「サイド・エフェクト」

この映画には「副作用」があります……とでも言いたくなる作品でした。 スティーブン・ソダーバーグの最後の劇場公開作と騒がれている「サイド・エフェクト」を見た。 「ドラゴン・タトゥーの女」で、パンクな外見で性格ぶっこわれの主人公を演じた、ルーニー…