映画「母よ、」のコメントを書きました。
下の段にありますが、読めるかしら。
イタリアのナンニ・モレッティ監督の作品で、カンヌやらセザール賞やらに燦然と輝く作品です。
なんで、私がその感想を書いているかと言えば、
この映画の主人公が女性の映画監督だからでしょうか。
世界広しといえど、女性の映画監督はまだまだ少数派。
その人達の思いにどこまで共感できるかはなかなか難しいところです。
主人公の女性監督は、離婚経験のあるミドルエイジ。
現在、シングルだけど、恋人はいて、元夫とも友情関係にあります。
そんななか、ちょっと面倒な感じの俳優を主演にすえて、映画の撮影が始まる。
同じ頃、母親が病に伏せて…という流れ。
中年の女性なら、多くが対面するであろう、人生の出来事。
ただひとつ、他のひとと違っていたのは、彼女は監督だったのです…。
というお話しです。
撮影現場での苦労や、勝ち気な性格に見られがちなところや、それでもひとりで引き受けないといけないところなど、
演出業をなりわいとする者にとっては、気持ちを揺さぶられるシーンがいくつもありました。
(もちろん、私など及びもつかない、ちゃんとした監督です、主人公は)
ということで、3月12日(土)から公開のようです。
女性監督という視点をはずしても、母の見送りとしてもじんとくる作品です。
…私は、明日から、トロント行って来ます!
楽しみです。
映画「犬に名前をつける日」“DOGS WITHOUT NAMES“の上映は、3月10日!
自分の映画、北米大陸、初上陸です!!
うふ。