山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

おみくじは小吉

今日は、午前中は、病院に行きました。

年末に交通事故にあってからというもの、どーも体調が優れず、骨が折れているわけではないのですが、体の各所が微妙に痛くて、しんどかったのです。しかし、一刻を争うという事態ではないため、お正月が明けて、少し落ち着いた本日、出かけたのでした。

お正月明けとあって、病院は大混雑でした。申し込んでから、診察まで、2時間は待ったかな。最初から最低1時間は待ちますと言われていたので、受付をすませたあと、病院を出て、近所をふらふら歩きました。すると、ビルの谷間に金比羅宮があったので、そういえば、初詣をしていないな、ここはひとつ神さまのお力を借りないとな…と思い、ひとりでお参りしました。

金比羅宮の入り口付近にはなにやら、ひとだかりがしておりまして、みなさん、立派にスーツを着こなしたサラリーマンです。自分は、ジーンズ姿なので、ちょっとひるみましたが、なんのために集まっているのだろうかとよく見ると、各所から白い煙が…。要するに喫煙でした。金比羅宮の一角が喫煙所になっているのでした。なあ~んだ。

ビルの谷間の喫煙所を抜けると、そこだけタイムスリップしたみたいな、木造の大きな社です。なんとも言えない威厳のある姿。お賽銭を投げ、手を合わせました。映画の成功とそのまえに、健康を願って…。やはり、生きていてこそですよね。

お参りのあとは、おみくじをひきました。「14番、小吉」でした。ふうむ。小吉。たぶん、おみくじのなかで、一番か二番目に数のすくなそうなものです。ややショックを受けましたが、おみくじに書いてある文面を読むとなるほど、今の自分にぴったりのものだなと思いました。いわく

 このクジ運のひとは 落胆はいっさい禁物
 自分を何よりも高く信じること
 はやる心を押さえる努力が肝心
 仕合わせは そこまできている
 
 心も言葉もみな素直に保て

おお、もっともだなあと思いました。焦りは禁物、仕合わせはすぐそばまて来てるって…。自分を信じろ…と。おみくじをポケットにしまい、納得しながら、近所のカフェで時間をつぶしました。診察は数分で終わり、検査もしたので、結果が出るのは先ですが、心配していたほどの状態ではなかったようです。基本、自分、大げさです。何事に対しても、常に「最悪」を予想するタイプです。超ネガティブ、悲観的な態度が基本であります。このポジティブ全盛時代、自分のような、マイナス思考はよくないように思えますけど、たいてい、最悪の事態を想像しているので、なにがあっても、案外、ハッピーと思えるので、あながち、ネガティブ思考が悪いとも思えないんですが…いや、ちがうか、ダメかな。

しかしね、仕事をしていると、普段はネガティブ思考のほうがいいんですよね。楽観的に物事を見ていると、とんでもないミスをしでかすことになりますから。まあ、もちろん、もっとおもしろ楽しく毎日過ごせるほうがいいに決まっているけどさ。

午後もいろいろありまして、夜もいろいろありまして。映画がらみでは、ますます取材が増えてですね、とてもありがたいです。

ほんとはね、悪いことばっかりじゃないんだよねーたぶん、いいことのほうが多い。でも、悪いことって目立つし、厚い雲が太陽を隠すように、いいことをすぐに覆ってしまうのね。はあー。

霧よ、晴れろ! そう言いたい気分です。