山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

大人計画「ドブの輝き」

下北沢にて、大人計画「ドブの輝き」を見る。

たいへんな人気で満席どころから補助席あり、通路に座って見る人ありの大盛況であった。でもって内容は三部構成。最初にクドカン作・演出の芝居があって、まんなかに、映像作品があって、最後に、松尾スズキ作・演出の芝居があるという構成になっていた。

松尾スズキさんが、体調不良のため降板されたという事情は知っていたけど、三部構成とは知らなくて、(ほんとに失礼な客だ)、最初の芝居があまりに早く(1時間くらいか)で終わったので、「なんだよ~、手抜いてるんじゃねーよー」とちょっとピキっときた。その後が映像作品で、面白くなくもないけれども、やはり、芝居を見に来たのに、生で見せてよという気分になった。

で、映像作品が終わると、次の芝居が始まった。ここでやっと構成を理解する。そーかーと。松尾スズキさんが降板されたから、小さな作品3つつなげたのかな・・なんて思ってた。(失礼だぞ)。帰り道、一緒に見に行ったヒトから初めて、その構成を聞く。その人物が、最初の芝居が松尾スズキ演出でしょ、と言うので、そっか、やっぱり、私は、松尾スズキ演出のファンだわ、最初のほうが面白かったですもの・・などと会話。

今、ネットで確認したら、前半はクドカンさんの作品だった。タハ。自分の好みも審美眼も大したことないなあ。それにしても、前半の「涙」は面白かったです。ここ最近見た芝居のなかでダントツに好き。芝居でしか、舞台でしか、やれないようなネタに斬り込んでいってるし。かなり笑った。レースのパンツ一枚の弁護士(女性)とか、不幸を売り物にする演歌歌手の事務所の社長とか・・笑った。そして、阿部サダヲさんのテンションの高さといったら。いやあ、ナマの迫力。

芝居はいいなあ、自由でいいな~と思った。けど、芝居の演出とかには、憧れないようにしよう。いや。元々芝居の演出はできないな~ってわかってたし。

今日の反省:
下北沢にタクシーで行って、あの駅前の道に入り込み、通行人のひとたちから、ものすごい白い目で見られた。ごめんよー。下北、久しぶりにいくとわからないんですもの。なんであんなにたくさんの若者が歩いているのかしら。

というわけで、これから週明けまでは仕事