山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

高級食パン味見2

午前中に麻布十番に行ったので、「乃が美」の食パンを買ってみました。

30分くらい並んだ!

「並んで買う」みたいなことに、憧れがありまして、

やってみたかった。

ちゃんと行列用の本を持参。

岸政彦さんの「ビニール傘」(芥川賞候補作!)を読みつつ、並びました。

小説の世界(大阪の行き場のない人々の人生の交錯)を読みながら、十番で食パン並んで買うのも、非常に奇妙でしたが。

「ビニール傘」が面白いのので、集中して読んでましたから、順番はすぐ回ってきた感覚でした。

読書に忙しくて、お店の外景と行列を撮るのを忘れました。

帰宅後、さっそく試食です。




香りがいいのか、ハルさんが寄ってきました。




スライスしたところとナツさん。

せっかくなので、イシイで買ったフランス製のバターでいってみることに。




これも「生」で食べるやつなので、生で。

やわらかい。

香りがよい。

美味しいような気がする。

前回試した、「俺のベーカリー」より、(すみません)、美味しいと思いました。

バターが違うから純粋な比較になりませんが。

でも、どうしてもトーストしたくて、焼いた。




すると。

美味しい。

「生」より私には美味しく感じられました。

焼くことで甘みが強くなるので、ちょっと甘すぎでば?と思いますが、全体美味しいっぽいです。

しかし、なぜ、こんなに「生」食パンが流行るのか。

もしや。「給食」のせいでは?

今は知らないですが、かつて、小学校の給食で生食パンを食べさせられてきたので、その経験があるのではないか。

おしゃれなヨーロッパ系パンより、「食パン」のほうが、多くの日本の人々には馴染みがあるのではないか。

そのように感じました。

給食にトラウマがあるので、どんなに美味しい食パンでも、「生」で来られると、給食を思い出して、心底楽しめないという残念なところがあります。

といいつつ、また、食パンの旅に出たいと思います。

(今度はもっと遠くまで買いにいってみたい。)