山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

春、もう少し待って。

2日連チャンで久しぶりにTVのロケ。おなじみのスタッフ、慣れ親しんだ内容のため、スムーズに終わる。おかげで、昼夜逆転が是正され、昨晩は午後10時に就寝、午前6時半起床という、人生に数えるほどしかない、まともなタイムテーブルで生活する。

本日は午後三時半頃、ロケが終わったので、帰り道、新宿にて「鉄コン筋クリート」を見る。ストーリーはもしかしたら、ありがちなんだけど、なんと言っても濃密で想像力豊かなアニメーションに心を奪われる。それと主人公のクロとシロが軽々とビルとビルの間を飛び回ったりするのが、つくづく気持ちいい。彼らは10代の子供だけど、子供なら空も飛べる・・って感じわかるなー。ピーターパンだって、空飛んでたし。

オトナになると、空を飛べる能力と一緒になにかを失うの?私も子供のころは空を飛べたのかしら。子供の頃って、自分的にはさいてーで、早く大人になって自由になりたいと思っていたけど、逆にいいこともあったのかな。まず、性別から自由だったよね。自分が♀だってこと、知らなかったし。興味もなかった。本を読んでも絵本を読んでも主人公の♂に感情移入してたし。大人になったら、よわっちぃ御姫様とか助けるんだろうなーと思ってた。まさか、自分が助けられる側に属しているなんて、知らなかった。(もちろん、誰も助けにこなかったけどさ)

で、「鉄コン」だけど、ちょっとトリップしちゃうような感覚。映像と音楽でさ。自分もビルの壁をつたい、川の上を歩いて、ふっと勢いつければ、飛べそうな気分になった。「濃いな~」と思った。創作って濃いものなのよね。適度なところでおさえとく・・って感じがなくて、くどいくらいで。それに身をゆだねるのは気持ちよかった~。

明日オフラインあるけど、ひとまずこれでまた、ひきこもり書き物マシーンに戻ります。と思っていたら、次のドラマの話がちらほら。さらに次の美術番組が~。さらに、月末は沖縄にもう一度行くのだった。

春になる前になんとかしたいな~。