ちょっと昨日の続き。
最近は、広告の効果が薄れているそうだ。かつて全盛したようなイメージ広告「おいしい生活」みたいなコピーでは、お客さんが集まらなくなってしまったそうだ。それよりは、「安い!」「売れてます!」みたいな直球が効く…と。
ネットの登場で、ひとびとは疑い深くなり、企業のいうことなんか信じないもんね…という態度で、信じるのは、友達の言葉だったりする…。あるいは、ネットで読むひとの体験談だったりする。これって、大企業や広告にたくさんお金を使ってきたところにとっては、一大事なんだと思う。大きな広告に従事しているひとは、ひやひやしているかもしれない。
が、待てよ。
ということは、フツウのひとにとってはよい時代なのではないかしら。もう、大げさな広告に煽られて、つい、ほしくもないものを買ってしまったり、行きたくないイベントに行かないとやばいような気持ちにならなくてすむのだから。
そして、売り上げの半分以上を広告費に使っていた企業だって、それを他のもの、社員の給料だったり、製品開発だったりに使うことができる。それって、いいことじゃん。
映画って広告費がものすごく高いけど、最近は、「人のセックスを笑うな」とか近々だと「アフタースクール」みたいな単館系の映画もお客さんをたくさん集めるようになっている。中身が面白いからね。原点に戻るみたいでよいことなのかもしれない。
というようなことをですね、今日はぼんやり考えてました。ピンチはチャンスというけど、大きな広告にたずさわっているひとたちは、すでに今を「ピンチ」と考えているんだってこと。それは、こっちにとっては、チャンスではないけど、ラッキーなんだと、そう思いました。
ネットのおかげで、大資本がなくても、いろいろ発信できるしね。動画だって送れるわけだし。
なあんだ、いい感じなんじゃないかー。
というのが、今日の結論でごわす。