山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

もっと話上手になってみたい。

今日は、新座市に自分の映画の上映とトークがあったので、行って参りました。

参加して下さった方には、まず、お詫びです。

映写環境がいまひとつだったらしく、色とピントが甘かった…という情報をあとから知りました。

自分で事前にチェックするべきでした。ベストな環境でご覧いただけず、申し訳なく思っております。

それでもたくさんの方に来てもらえて、とてもうれしかったです。

それにしても、自分は話すのが苦手で、毎度、困ります。

先月、上野千鶴子さんが、朝日賞を受賞されたときのスピーチを生で聞いていたのですが、とってもうまいんですよね。

まず、ゆっくり、よくわかるように話す。

笑顔をたやさない。

そして、必ず、お客さんを笑わせる、ちょっとしたユーモアがある。

でも、最後は、聞いていた人の心をぐっとつかむ、深い内容がある。

あー自分もああなりたい…と思ったものですが、全然、たどりつけません。

ひとに聞いてもらっている…とわかっていても、ついつい自分のペースでしか話せない。

特に、自分に関すること、映画や小説の話になると、独り言みたいになってしまうんですねー。

あー恥ずかしい。

今日、ご一緒した、松本侑壬子さんは、元記者であるし、大学の先生でもあったので、ここらへんがお上手。

ちゃんと、相手を見て、ゆっくり話すことができるんですねー。

もちろん、自分は話すことが職業ではないので、それでもいーじゃないか、とは思うんですが、もう少しね、ちゃんとしたいですよねー。

だって、ほら、いつか、アカデミー賞でスピーチするかもしれないでしょう、ほら、直木賞とか芥川賞とかねー……というのも、ジョークではありますが、でも、射程にはいれておかないとねー。

…というわけで、今日は、たじたじしたので、疲れました。

上映後に、大学生の方から映画の内容についての質問があったんですが、ちょっと新鮮でした。私の映画の主人公は、「なかなか言い返せない」キャラクターだと指摘されたんですね。

そうか、そう言われてみればそうだなーと。

これは、ひとえに私が「言い返せない」キャラだからです。

その場で対応することが苦手です。でも。そのまま、気になることを押し殺すのではなく、別の形で表現する方向へ進みます。

そういう自分の傾向をあらためて知ることができ、有益でした。

だから、意見は聞いてみるものですね。

というわけで、ご来場のみなさま、ありがとうございました。