山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

ひとくちに映画と申しましても…。

最近、見た映画をメモしておきます。

「ゼロ・ダーク・サーティー」

事実のみを真摯に伝えようとした緊迫感ある作品。盛り上げて、感動させようとしたり、脅かしたりの演出がいっさいなくて、あっぱれ。それでも、ビンラディン宅を襲撃するシーンは目が離せない強さがあった。
見終わったあとは、漠然とした不安が残るけど、それが現実を描いているようで、志の高い映画だなーと思った。

「TED」
いろんな映画やマンガへの言及、パロディありでそこらへんも楽しかった。子供時代に親友だと思っていた、熊のぬいぐるみがもし、しゃべったら?そして、それがそのまま成長したら?…という単純なアイデアだけで押し切った作品。でも、なんだか、好きだった。ジョークのレベルが高い。下ネタ満載だけど、クール。TED(くまのぬいぐるみ)を見ていると、亡くなったミニを思い出して、泣けた。

「世界にひとつのプレイブック」
手違いで、後半の30分しか見れてない。(劇場を間違えた…)ので、ちゃんとした感想になってないし、また、初めから見たいけど。想像していたのとちょっと違った作風だった。思ったよりずっとコメディより。


「脳男」
普段、こういう恐ろしそうな映画、たくさん、人が死ぬ映画は怖いので避けてますが、後学のために鑑賞。二階堂ふみちゃんがぶっ飛んでてよかった。いろいろ前提の難しい作品だったなー。脳男って言葉が強烈なので、こわかったけど、じっさいの脳男はイケメンです。

「横道世之介」
のんびりした作品。ほんわか、悪い人はひとりも出てこない。「キツツキと雨」も好きだったし、この監督ならではの、じんわりした作風。大学入学当時と35歳くらいの今が交錯する構成はよかったな。脚本は前田司郎氏。わーアバンギャルド。

「俺俺」
上映は5月なので、試写で。「時効警察」の三木聡監督作。相変わらず、小ネタ満載で、各所で「くくく」と笑える。内容はカフカの世界なので、撮影たいへんだったろうーなと思った。それにしても、ひとり何役も演じた亀梨氏は、演技派なんだなーとしみじみしました。

「ムーライズキングダム」がまだ、行けてない。

DVDでは、大島渚監督の「青春残酷物語」を見ました。

映画ってなんだろーって今更、考えてしまう。