これを書いているのは、1月11日の深夜で、正確には12日と記録される。
ので、1月10日はおとといってことになるんだけど、
(ああ、前置きが長い)
10日に、PHPスペシャルという雑誌が発売になってるはずです。
テーマは年の初めに相応しく、「強運になるには」で、私もこれをテーマにエッセイを書いた。
PHPさんとのおつきあいも運命的かもしれない。
昨秋、拙著「ベイビーシャワー」が発売になったのだが、
今回エッセイの依頼をしてくださった編集者の女性は、拙著と運命的に出会った、と話して下さった。
彼女は、PHPスペシャルの新刊本紹介コーナーに取り上げる本を探しに、フラッと入った書店で、一番最初に手に取ったのが、「ベイビーシャワー」だったと言う。
一目惚れみたいじゃないか。
(これは、表紙のすごくかわいい絵、ジェニーワトソンと抜群のセンスの装丁家・鈴木成一氏の力によるところが大きいんですが)
そのまま、拙著を購入し、読んだ後、新刊案内のコーナーに取り上げて下さったと言う。
このような経緯は、エッセイの依頼を頂くまで知らなかった。
結構多くの女性誌で、新刊本コーナーに掲載していただいたのだが、掲載して下さったことに気づかないものもあった。
美容院でなにげなく雑誌をみていたら、紹介本コーナーに自分の本が載っていて、急に機嫌がよくなったりしたこともある。
そんな経緯があり、拙著を気に入ってくださった彼女からエッセイの依頼を頂いた。
やあ、嬉しかったっす。
私は長くテレビ業界にいるので、いろんな仕事が「知り合い」とか「紹介」で回ってくることを知っている。ほとんど、そうだと言って良い。
そして、それがあながち間違っていないことも知っている。
なぜなら、例え「演出 山田あかね」という番組の出来上がりがよかったとしても、それが演出の力によるものだけでない場合はままあるからだ。
一見、よくできているようで、ものすごく時間とお金がかかり、大赤字だったかもしれない。現場はけんかの嵐だったかもしれない。
作品がすばらしいからといって、つくり手の人格もすばらしいとは限らないのだ。
(いえ、私は作るものとそんなに変わらない、フツウのひとですけど)
だからこそ、知り合いからの紹介で仕事が来ることが多い。
けれども、なかには、
「この間、放送になったドラマがすごく良かったので、ぜひ、お仕事したい」
と言って下さる場合もある。
こういうのが一番嬉しい。作り手冥利につきるというもの。作品そのものを信じてもらえた証拠ですもの。
そういうわけで、「ベイビーシャワー」を気に入ってくれて、私にお仕事を依頼してくれた、はじめての編集者が、PHPスペシャルの方なのである。
ありがたい。大切にしたい。
ので、初エッセイは一生懸命書きました。
ひとまえでは話せないことも書いてしまいました。
ので、みなさん、読んで下さいね。
あれ、「運命」についてはどうなったかって?
私は、「書き物」関係のコンテストに出して、入選しなかったことはありません。
そういう意味で、「書き物」については「強運」だと思う。
その秘けつを知りたかったら、どうぞ、詳細は、「PHPスペシャル2月号」を御覧下さい。
ささやかですが、強運を呼び込む秘密を披露したつもりです。
(なんだ、宣伝かよってがっかりさせて失礼。
けど、真剣なんですよ、こっちもね)