山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

女は黙って買い物してれば・・

ニューヨーク在住のジャーナリスト(女性)が、世界の女性誌を読み比べて書いたコラムを読んだ。

アメリカ、イタリア、フランスなどの女性誌では、女性の生き方に関するコラムが盛んだが、日本の場合、その殆どがファッションと化粧に関する記事である。
これはつまり、「日本の女は黙って買い物してればいい」ってことなのかしら?と記事は結んでいた。

なるほど。
日本の女性誌はその殆どが広告収入でまかなわれているから、自然とファッションカタログになってしまうのは仕方ないとして、ほんとに彼女たち(女性誌が主にターゲットにする20/30代)は、買い物にしか興味がないのだろうか。

いいや。
私が思うに、もう、そういうメンタルな部分では雑誌というメディアを見放しているのではないだろうか。カタログで充分、変な知恵はいらん、と。

けれども、女性の悩みがなくなったわけではない。
そこで、台頭してきたのが「ハウツー本」だと思う。
ちょっとまあ、書店に行ってみると、あるわあるわ、あらゆるハウツー本が。

かつては雑誌でやっていたことが、雑誌感覚で次々発売されているわけですね。
春色のブラウスの次のページに、申し訳程度に載っていた「男の見つけ方」や「エクスタシーってどうよ?」という記事が、しっかり大テーマとして、一冊の本にまとまっているわけ。

これは男性についても同じで、「どうやってもてるか」っていう男性向けの本も増えましたね。
最近のベストセラーランキングを見ていると、ハウツー本のなんと多いことか。
みなさん、迷ってらっしゃるんですね。
(そしてそれは儲かるってことね)

そんなわけで、私もいずれハウツー本にチャレンジしようと思ってます。
春からは女性の生き方をテーマにしたハウツーものの連載も始まるし、「プランテーション式恋愛」(詳細ひみつ)という私が全人生をかけて発見した、普通の女子がなるべく傷つかずに恋愛を切り抜ける恋愛作法をいずれ書きたいと思っております。

余談だけど、先日、50歳の男性とつきあっている18歳の美少女の話を書いたら、男友達(アホ)から連絡がありました。
「彼女、紹介して~」というもの。

そいつは40代前半なので、
(筋金の入りのロリコンで、友人の娘(中学生)に合コンを申しこみたいと言って、母親に怒られた過去あり。ちなみに生涯独身)
50歳でOKなら俺でもOKだと勘違いしたようです。

「相変わらず、大バカだね」と笑った後、幻冬舎から出ている「チョイもておやじになる技術」でも読めば、とハウツー本を推薦しておきました。

その先、彼がその本を読んだかどうか知りませんが、
ま、こういうアホなひとがいるから、ハウツー本は廃れないのだろうとしみじみ思った次第です。

女は買い物だけしているわけじゃないのよん、とNYにメールを送りたいところだけど、ま、買い物だけしていたい気分はわからなくないです。とほほ。