山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

もしこの世に天使がいるとしたら。

もしこの世に天使がいるとしたら、それは犬の姿をしている。
すくなくとも、私のこれまでの人生で、もっとも天使のイメージに近いのは
犬である。

つぶらな瞳、黒くて濡れたハナ、ふさふさの毛、垂れた耳、
愛情のためにふりきるしっぽ、犬好きならはずせない、肉球。
そして、なんとも言えない犬の香り。

「濡れた犬の香り」のするワインがあるくらい、犬の香りは優しい。

大量の台本を書き、一時間睡眠でロケに行ったので、頭のなかがくるくる。
いぬことくらいしか考えられない。

今日のロケは、18世紀のパリの再現ドラマ。
マリーアントワネットとルブランという肖像画家の物語をとったけど、
こういう再現に来る女優さんは、ロシア人が多い。
小柄でブルーの瞳で、金髪なのね。

で、わたしはロシア文学出身。
彼女たちが話すロシア語がなつかしい。

そんなわけで、スパコイナイ ノーチ!
(ロシア語おやすみなさい)