山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

子供の頃、なりたかったもの

今夜は学生のころの友達数名と飲んだ。
そのうちのひとりが、昇進して地方へ行くので、その歓送会のようなものだった。
最初は、年齢のせいか、「健康」がテーマ。
誰それはジムに行って13キロ減量したとか、血糖値がどうこう、尿酸がどうこうなんて会話がかわされた。

そのうち、フト、「子供の頃、大きくなったら、何になりたいと思ってた?」という話になった。
「宇宙飛行士」「弁護士」「国際派のジャーナリスト」「映画監督」など、さすが男の子らしい「夢」がならんだ。うち、ひとりだけ「なににもなりたくなかった」という奴もいて、なかなか面白かった。

実際、私たちは、すでに「大きくなってしまった」。
子供のころの夢を実現したのは、ひとりだけだったけど、当時の夢が、みんな正義感溢れるものなのが、おかしかった。その正義感が、夢とはちがう仕事についても、今も決して失われていないなあとも思った。
(みなさん、10代の頃と変わらぬ誠実さを持っているのだ)

ちなみに私が子供の頃なりたのかったのは、「医者」か「作家」。その意味では一応夢は実現できたかな?

そんなわけで、
友がみな、我より偉く見える日は・・・じゃなくて、
友がみな、昔と変わらぬとわかる日は、深酒せずに、帰路につき、愛するものを胸に抱いて眠る。

(ちょとユルユルだ)