山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

恋愛という仕事

むかしむかしは、仕事場に恋愛はもちこんではいけないことになっていた。というか、仕事場には、一部の業種をのぞいて、女性はそんなにいなかっただろうから、職場で恋愛という事態がそんなになかったんだろうなあと思う。

でもって、どうしていたかというと、恋愛は恋愛のプロとしていたわけでしょ、男性は。つまりその、ホステスさんとか風俗の方とかが、プロとしてその役割を担っていたわけだ。これはきっととても効率のよいことよね。恋愛(もしくは恋愛めいたもの)を金銭で買っていたわけだ。(今でももちろん同じだけどさ)おかげで、仕事も順調、家庭でも「あれは恋愛という仕事だから」ってことでそうそう波風たたなかったのだろうなあ。

しかし、時代は流れ、職場に女の人がたくさんやってきて、ついついよそ見したくなっちゃうわけだ。相変わらずもてないひとはお金を握りしめて、恋愛のプロを訪れてホステスさんやキャバクラさんに搾り取られつつ、恋愛めいた気分を楽しんでいると思うけど、そうじゃないと、近くのひとと恋をしてしまうよね。でもって、仕事と恋愛がからむと仕事の効率落ちるからね。恋愛は萌えるとしても。

で、なんだっけ。やはり、ふたたび、恋愛をプロにまかす日が来るのではないかと思うのでした。つまりもっと、女性用の風俗なども増えるのではないかしら。今もホストクラブなど隆盛だけど、もっと敷居が低くなるだろうなあ。

なんでこんなことを考えたかというと、知り合いの敏腕キャリアガールさん(既婚/子供あり)がさあ、海外で少年にかしずかれて楽しかったわん、などと言っていたからでした。だってきれいだし、優しいし、かわいいのよんと。そして、ひとこと、「面倒はいやだし」とおっしゃった。なるほど。

もしかしてすでに変わっているのかもしれないけど、結婚してても恋愛している女性もわんさかいるし、そのひとたちが、素人は面倒だから、プロにしとこ、と考えても不思議ではないわね。

いいんだか、悪いんだか。
しかし、恋愛を仕事にするひとは、いつでもちょっとさびしくないのかな~と思ったりする。溺れない自信があるからやれるのだろうなあ。うらやましい限り。