山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

死ととなりあわせの日々。

今日は比較的、ゆっくりしたスケジュールのなかで、神谷町→高田馬場→池袋と都内を移動。全部、電車で行ったらちょっと疲れた。徒歩移動の多い日なのに、うっかりハイヒールで行ったのが失敗だな。

しかし、ここのところテレビ仕事で、GAP仕様の服ばかり着ていたから、ちょっとスカートなどをはきたくなってしまったのね。ささやかな楽しみ。

そんな私が考えているのは、「死と隣り合わせ」について。

最近、「喪の仕事」とでもいいましょうか、若くして亡くなった方を偲ぶ番組をいくつか作ったので、「死ぬこと」「余命いくばくかの病気が発見されること」などについて、考えこんでしまうのだった。

あと1年とか2年とかという事になった場合、あるひとは、それまでのハードな仕事の仕方をやめて、のんびりゆっくりをテーマにした。あるひとは、それまで以上に自分のやってきた仕事に励んだ。などなど当然だけど、ひとそれぞれなわけで。

その流れで、今日会った若者にも聞いてみたわけである。「あと1年の命だったらどうする?」
そのひとは言うのである。自分の好きな道はほどほどにして、家族との時間を優先すると。
そっかー。

このようなことは、年齢や職業の問題ではなく、それぞれの人となりなのよね。とかく、芸術系お仕事、作家とか役者とかミュージシャンとかだと、「芸の道」を選ぶのかなと思うけど、かならずしもそうでもないのだ。ふうむ。

そんな私はどうするかしら。
ひととおり、焦って騒いだ後に、やはり書き物系と、好きにとれるドラマっていうか映画を撮りたいと思うなあ。なんのためかな?いや、話は簡単かも。それが楽しそうだから。それが好きだから。それくらいしか思い浮かばないなあ。

春なのにまだまだ冷たい小雨の日。そんなことをぼんやり思う。