山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画を見てたら、夏が来ていた。

渋谷で、「キングス&クイーン」(アルノー・デプレシャン監)を見ました。

ダメでした。退屈でした。つまらなかったです。
ほんとは、この手のフランス映画、好きだったはずなのに、私が成長したのか、堕落したのか、とにかく、楽しめなかった。この監督、トリフォーの再来などとフランスではもてはやされているらしいけど、ほんとですか?という気分でした。

まず、長い。無駄なシーン多すぎ。無駄な謎かけ、多すぎ。いや、人生とは、ハリウッド映画みたいにわかりやすくなく、ドラマチックでもなく、退屈で謎は謎のままなのだから・・と言われたらそれまでだけど。

この監督の主演女優への視線がいやだったのだな。妙にいやらしい。性的なシーンではない場所でやたら、劣情をそそるような撮り方をしている。この女優さんも芝居もべたっとした、私って女なんですうって感じの芝居で。

そんなわけで、うっかり見てしまって、苦痛の2時間でした。これ以上、ひとさまの作品をあしざまに言うのはよそう。

急に夏らしく、暑くなってきて、幸せ。夏ってただそれだけで、幸せ。蝉の鳴き声、夕暮れ時のひぐらしの音、プール。海、すいか。かき氷、サンドレス、デッキシューズ。みんな好きだ。わくわくするよね。

ひと夏の恋なども・・・?