山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

海に行きたい気持ちが思いあまって。

数日前の日記に書いたとおり、愛車フィアットパンダが、千葉の愛の道で、炎上というか、爆音を立てて壊れたため、現在、車のない暮らしをしている。車なくても、普段は全然困らないけど、この暑さ、「海に行きて~」と思っても、アシがないのだ。もちろん、この世には、電車という便利で安価な乗り物や、レンタカーという便利で安価でもない乗り物もあるんだけど、うちの場合、海へ行く=家族であるところの犬2頭も一緒、ということなので、自分の車でないと、なかなか出発できないのだった。

そんなわけで、週末にもかかわらず、しかも海辺に部屋もあるのに、ぐーっと都内の家で、たたずんでいるのである。それが苦しいので、今夜はTBSの「タイヨウの歌」というドラマを見てしまった。だって、これって江ノ島が舞台と聞いていたし、映画版のほうでは、実際逗子にある、よく出かけるイタリアンレストランが出てくるそうで、それらの情報により、湘南を偲ぶために見たんですね。それに、山田孝之くんのファンだし。

ま、ドラマの内容はともかく、(遠くない同業者ですから、よけいなことは云わないのだ。私もまだまだテレビの世界で生きていきたいからね)思ったほど、ロケは少なく、海っぽさを味わうことはできなかった。それにしても、沢尻エリカというひとはきれいだなあ、と。しかし、あんなにしっかりアイラインをひかなくても、そもそも充分きれいなのに・・と思ってしまうのだった。

最近のメイクって、アイラインばっちりが主流ね。しかも上下に強めにひくよね。こうすると目がはっきりして、大きく見えるけど、なんかみんな同じような顔に見えるのも確か。私は上まぶたにしかアイラインをひいてない、というか、下まぶたにひくのが怖くってやっていないけど、いつかやってみたいなーと思ったりして。

なんだ、海を見たいとか云っておきながら、メイクの話かよ。
そういえば、車の話の続き。千葉のラブホテルが並ぶ道で、クラッシュし、こいつともサラバだなと考えていたわけです。レッカー車に乗せられて去っていく、パンダ号を見ながら、廃車か・・さよなら、よく乗ったよと手を振っていたのだが、千葉のアルファロメオさんからの連絡によると修理費がなんと・・・円!

これまでも、しゅっちゅうトラブルを起こし、その度に数十万円の治療費のかかっていたパンダくん。君にはもう、疲れたよ。ここのところ、引っ越し、インテリア買い、テレビの仕事減少による低収入と要するに、物いりのわりに儲かっていない・・ゆえに、維持費のかかるパンダは手放そうと考えていたわけだ。

そしたらさー、パンダの修理費が耳を疑う、900円!。え?ホントに?と聞き返しました。それで、とりあえず、乗っていいってさ。すっかり廃車気分で、駐車場も解約しようと思っていたので、意外な展開でした。たぶんさー、レッカーの乗せたとき、「とりあえず見積もり出してください。金額によっては廃車にしますから」と私が言っていたのを、聞いていたのだ。それで、「げ、高額の修理代だと殺されてしまうのね」(なぜか女コトバ)と思ったパンダ、わずか900円の修理費で勝負に出たわけだ。修理工場の方も、「修理代振り込みましょうか」と云ったら、「振り込み手数料がもったいない額ですね」と苦笑い。しかし、いくら安いからって払わないわけにいかないから、きちっと振り込んだよ。

それで、来週の火曜日には、晴れてパンダが戻ってくるんだ。千葉の修理工場からね。こうして、私は、あのポンコツとまた夏を過ごすことになる。だってエアコン効かないというか、使えないのね。そんなわけで、来週は湘南ガールに戻れるかもしれない。たは。