時々、テレビで美術系の番組を担当する。近々、NHKの「迷宮美術館」をやるので、テーマになる画家の資料を読んでいる。するとさー、やはり、面白いのよねえ。
描き手としては、絵そのものを見てほしいと思って描いていると思うけど、つい、その作家のひととなりや人生に目がいってしまう。作品ってやはり、そのひとの人生の反映だったりする。生活や時代風景が否応なく映し出されていく。
そうやって絵を解釈されちゃうのは、作家にとってはいたしかゆしだろうなあ。自分だって、後年(あくまで仮定の話ですよ)、自分の書いた小説を読んで、「これって、モデルは○○だよね~」とか「ひどい目にあったあとだから、こういうもん書いたのね~」なんていわれたら、少し悲しい。そんな見方じゃなくて、小説そのものを見てよ!という気持ちになるかもしれない。
ま、それはともかく、画家の人生は面白いのである。そして人生という側面から作品(絵)を見ていくのも、うひゃ~って感じで面白い。
今日は、書き物の仕事を一日休んで、ある画家の人生に関する本を読んだ。詳細は、番組が具体的になってから、書くね~。ちょっと切ない画家の話なんだな。