山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

犬の気持ちになって。

まあ、そんなところです。・・と話の途中から始めてみる。

順調に仕事に追われております。計画通りに遅れてる。うう。そんなとき、詳しい仕事の話を書くと関係各所に響くので、無難な話題にしようっと。

家でずっと書き物をしていると、犬と関わっている時間がものすごく多いというか、ずっと一緒にいる。それで突然気付いたけど、こいつらってかわいそうだなあと。ほとんど一日中、狭い部屋のなかにいて、代わり映えのしない食事、一日一時間くらいしか外に出られない。しかもヒモつき。

かつてはこんなじゃなかったのに。今から千年くらい前(失礼、野生の犬が滅んだのいつだろう)までは、犬の仲間でグループをつくり、横穴に暮らし、仲間で狩りをして、獲物を分けあって食べ、雨の日は、巣でじっとして、晴れたらまた狩りにでて、自由に走りたいだけ走って。ひもじい日もあったかもしれないけど、毎日いろんな事が起きて、波乱に富んだ、充実した生活だったのではないかしら。それに比べたら、今の暮らしなんて。そりゃあ、安全で食事も必ずもらえるし、過剰な愛情ももらえるけど、基本は退屈だろうなと。そう思ったら不憫で不憫で。

いやしかし、もっと不幸な犬はいっぱいいる。年間20万匹ガス室に送られているし。いいや、人間だってたくさんの不幸なひとがいる。ちょっと退屈かもしれないけど、暖かい寝床とご飯があるからいいじゃない。などとも考えたり。

自分だって、今の時代に生まれて、食べるのに困らず、女性差別もぐっと減って、ありがたやってことですから犬もそうかし。あーすみません、まとまりません。本日疲労困憊していて、考えが深まらない。犬の気持ちになったつもりでしたが、尻すぼみでした。失礼しました。こんな日もあるさ、と言ってみる。