山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

油絵とバラの日々?

1時間睡眠で、岡山へ。
新幹線のなかで、爆睡。気づいたときには、新神戸だった。到着後、カメラマンたちと合流。お昼を食べて、目を覚まし、ロケ開始。
岡山は静かな町。人と車ばかりの東京の都心から来るとびっくりしてしまう。特別なお休みの日みたいに、ひっそりしている。
仕事は、某局の美術番組。祖父が絵描きだったので、実家には広い画室(アトリエ)があって、油絵の匂いは懐かしい。美術館も幼い頃からよくでかけたものだ。なので、美術に触れているととても落ち着く。絵を描くひとや絵のまわりが好き。今日、取材した画家も祖父とほぼ同世代だし、パリで出会っていた可能性もある。西洋美術にかぶれ、パリに出かけ、そして、戦争を経験した画家たち。そんなことを考えながらも、きっちりお仕事。

知り合いの画家が、自分の描いた絵を見られるのって恥ずかしいって言ってた。意外だなあと思ったけど、自分も自分の書いた小説を読んでもらいたい一方で、かなり恥ずかしい。全部が自分のことを書いているわけではないけど、それでも自分がこぼれでてしまうから。ずっと前に読んだエッセイで(確か吉行淳之介さんのかな・・)小説を書くってことは、裸で銀座通りを歩くようなものだ・・とあったけど、それを思い出す。ほんと恥ずかしい。絵もそうなのかもしれない。自分が出てしまうから。

ロケが終わり、最終の新幹線に乗って帰宅。やはり、車中で爆睡。目が覚めたら、新横浜だった。往復で4時間は眠ったことになる。なので、今夜も寝ないで原稿書きをすることにしよう。明日は、連載中の女性誌用([MISS」)の写真撮影。これ、楽しいんだけど、それなりに準備がたいへんで。明日は、田園調布まで、撮影用のバラを買いに行こう。