山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

闇をつくる

「闇をつくる」なんて大げさなタイトルにしたけど、内容はかわいらしいものです。

以前にここにも書いた通り、自分の寝室は南に窓があり、部屋の構造上、窓のしたに寝台(ベッドですけど、ベッドって言葉がなんかいやらしい・・そう思うほうがいやらしいのか・・まいいか)を設置しているのですが、するっていうと、朝ははよから日が差して、普通のひとびとなら、太陽がおはようを言いにくる・・なんて前向きに喜べると思うんですが、根がもぐら、前世がドラキュラ、商いが夜鷹のために、朝日にはめっぽう弱い。夜遅くというより、朝早くまで仕事していることが多いので、必然、午前中は睡眠の時間。

引っ越しする前までは、穴蔵のような日の差さない部屋で寝ておりましたので、なんの問題もなかったのですが、今の部屋はかなり地獄でありました。やっと眠れる~と思っても、窓からは日がさんさんと入ってくる。
野性を失ったはずの自分ですら、太陽の光を受けてしまうと安眠ができない。窓にはブラインド、その上に布製のカーテンをしてるけど、そんなもん、あんまり役に立ってない。

そこでさー、プロ使用の暗幕を注文したのだ。撮影の時、昼を夜にするために光を遮断するカーテンであります。市販の遮光カーテンというのもあるんですが、レベルが違う。それに遮光カーテンってデザインがよろしくないものが多い。

で、到着しました。ブラインドと布製のカーテンの間にかけてあります。ので、一見すると、間に暗幕がはさんであるとはわかりにくいようになっている。これなら、おしゃれ感も損なわれない。それに、効果のほどがすごい。どんな晴れた日も憧れの闇夜にしてくれます。おまけに音もシャットアウトしてくれるので、前より静か。午前中でも真夜中みたい!

しかし、問題がひとつあって、せっかく、暗幕きて、昼まで眠れる環境できたのに、忙しいんだよ~。昼までねていられない。明日も早朝より、岡山ロケだし、年内は、クリスマスくらいまで、寝ている暇がない。うー。人生ってままならないのねー。