山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

タバコの被害より怖いのは?

数日前に見た、「サンキュー・スモーキング」という映画について。
ほんとは「プラダを着た悪魔」を見に行ったんだけど、時間が合わなくて断念。ちょうど始まったばかりの「サンキュー~」を見た。

主人公は、タバコ会社に雇われた、タバコのイメージアップを図ることが使命の広報マン。アメリカでは、「タバコを吸うのは、変質者かヨーロッパ人だけ」というジョークが出てくるほど、喫煙者=NGってことになってる。で、少しでも喫煙者を増やすのが主人公の目的だ。

最初に計画されるのが、「映画のなかでかっこよくタバコを吸う」ってこと。いわゆる情報操作ですね。過去の歴史では、映画産業の隆盛とタバコの売れ行き上昇は強く結びついていたそう。まあ、そういうもんだよね。こういう内容の映画なんだけど、タバコを吸うシーンは1回もでてこない。お見事。これはタバコ被害に関する映画ではなく、情報操作がいかに大々的かつ恒常的に行われているかってことを啓発する映画である。(コメディだけど)。でもって、結論は、「自分で考えろ。情報に左右されるな」まあ、そうだよね。

日本も事態は同じ。マスコミの存在はほんと大きい。いかにイメージが大切か。考えさせられるのでした。
ちょっと疲れているので、結論はこんなところ。週末は連チャンロケ。週明けから仕上げと次の番組と次の書き物と映画の脚本と、ほんと、ありがたいことに仕事目白おし。仕事三昧。感謝しなくっちゃ、感謝しなくっちゃ・・と思いつつ、疲れた。

ちょっとだけでいいから、休みたいよ~。