山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

アカデミー賞ふふたたび

wowowで、字幕スーパーつきの「アカデミーアワード」をやっていたので、今度は最初から見る。
いやあ、最初からみると、いろんなイベントがあって、ぐっと面白かった。

美術や撮影賞、脚本賞など、受賞者を見ると、国は違えど、「わ、美術さんっぽい」とか「いかにもカメラマンだ」とか、脚本家は、けっこうおたくっぽくて太ってたりして、日本のスタッフとイメージは同じなんだよなあ。

脚本賞(スーパーは脚色賞となっていたけど、間違ってない?)の発表の前に、「脚本家」を描いた映画のダイジェストみたいなのがあって、これも面白かった。誰か有名な監督が編集してたけど。書けるときの、お調子に乗ったようす、できない時の苦しみ・・タイプライターを捨てたり、落ち込んでアルコールに逃げたり、それでも、最後まで書いて、「the end」を打つときの喜び。監督とはまったく違った感じの創作の世界なんだよなあ。なんか嬉しくなる。

やっと、ケン・ワタナベがプレゼンターを務めるシーンもみれた。たしかに、カトリーヌドヌーブが不機嫌っぽくで、ちょっとヤだった。渡辺謙さんは、英語もなめらかでかっこよかったなあー。

そんなわけで、前にもトライして挫折してるけど、英会話を始めることを決意。ふふ。だってさー、いつかスピーチする機会あるかもしれないじゃないか。(笑)。いやしかし、20年前なら、笑い話だったけど、多くの日本の映画制作者にとって、世界市場はもう夢ではなくて現実なんだよなー。

実は、昨秋~今春にかけて書いた映画の脚本も監督は台湾のひとだし、かなり国際的。プロデューサーの年賀状に「世界を目指そう」って書いてあって、そっか、そうかもしれないなーと思ったりして。自分の小説は自分で映画化するつもりだし、そっちのPも、ヨーロッパ系の賞ねらえるように作ろうと言ってくれたから、そんなに遠くない世界かも。(はい、思いっきり、たぬきの皮算用ですが)

そんなわけで、受賞者がしきりに繰り返す、「ドリームカムトルー」って言葉を信じたくなる夜でした。

それには、とにかく、書かないとね。