山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

きている、演劇?

とても久しぶりに、文芸誌「文學界」10月号を購入。

なぜって、イチオシ劇団、最近もっとも楽しみにしている、劇団ポツドール主催者・三浦大輔氏が登場しているからであった。同世代の人気劇団、チェルフィッシュと五反田団の主催者との対談であった。(このふたつは知らなかた)。三浦氏の発言は少なくて少し残念だったけど、高校時代、テレビドラマばっかり見ていて、野島伸司さんとかに影響受けたかも…などと言っているのが面白かった。

知らなかったけど、編集者の間でも、最近って演劇でしょ…という空気があるそうで、こぞって出かけているらしい。そうなんだ。同じこと、テレビ界でも起こっていて、自分がポツドール知ったのは、ドラマPが、「すっごい劇団があるらしい」と教えてくれたからであった。で、結局、知らないうちに最近、また小劇場見るようになってたけど、流れに乗っていたのね。(笑)。ようするに、面白い劇団がどっどと出てきたということなの?

今週は「イキウメ」に行く予定だし。そうなんだよなあ。本谷有希子さんは圧倒的に面白いし。そうだ、その対談のなかで、誰かが言ってたのが、一時期は漫画に才能が集まっていたけど、アニメ化を前提として、売れる作品を作るようになってから、漫画が段々面白くなくなってきて、別に売れたくないけど、なにか表現したいひとが演劇だとお金かからないで自由にやれるからって、演劇に集まって、で、今、演劇が一番面白いって。なるほど~。ジャンルは持ち回りだって。おもしろいひとが集まって、「儲かる感じ」が出てくると、中身ではなく、「お金」に引き寄せられるひとが参加しちゃって、結局、その分野が「お金」基準で測られるようになると、自然とつまらなくなる…という、エンタメの輪廻みたいなことかな。

そういう持ち回りで行くと、今、演劇らしい。ふうん、そうなんだ。小説に順番がまた回ってくる日が来るのかな。そういえば、テレビだって、深夜でとんがったものやってた時期ってあって、テレビに順番が回ってきたときだってあったよな。(しかし、今でも「テレビ」ってだけで嫌いなひと多いみたいだけどさ)。

そんなことを漠然と考えたのであった。

でもさ、自分が(私が)、今、やらないといけないこと、自分でよ~くわかってるよね。はい。
小説です。やっぱ、小説です。

(あ、一応、自分監督の映画「海」は、着実に一歩一歩を進めております。まだ、地下組織なので、いずれ、お伝えしたいと思います。うふ。)

原作・脚本・監督の映画撮れて、小説書けて、いやあ、正直、こんな盛大な幸せが自分の人生にやってくるとは思わなかった。生きてて良かったと思うんです。そして、当分、生きていたいなー。