山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

情報遮断のたいせつさ。



写真は、だいぶ前に撮った使い回し、クリスマス仕様のうちの犬です。クリスマスシーズンだから、使い回し許してください。賞味期限とかないわけだし。身体に害ないし。(たぶん)。おでんじゃないし。

ようやく、平穏な暮らしのリズムに戻り、自分の書き物に集中できるようになりました。馬のように気が弱いので、いろんなことがあると影響されて、なかなか自分の書き物に集中できなくて、面倒です。だから、よく「缶詰」って称して、もの書くひとは籠もるのだなあ。気持ちわかる。

が、それくらいで傷ついていたら、きっと、だめなんだよなー。とほほ。と思っていたら、そうでもないらしい。今日の「ほぼ日」読んでたら、脳科学者の池谷さんというひとがこんなことを言ってた。情報を遮断しないと記憶の定着は起こらないって話。昼間取り入れた情報を記憶に定着させて、さらに思考を飛躍させるには、睡眠が不可欠ってことを以前、書いてあって、その続きで、「情報の定着には、睡眠が一番」というわけでもないというのが、今日のテーマだった。

暗い部屋でじっとしてる…だけでも、情報の定着は起こるらしい。なるほど。私が感心したのは、やっぱり、「情報を遮断することの」大切さだった。毎日ものすごい量の情報にさらされているけど、いったん、遮断して、整理する時間を、意識的にも無意識のレベルでもつくらないとダメだってことだ。

自分なんて、まるでそうだわ。テレビの仕事そのほかで忙しくしていると、仕事そのものははかどるけど、なんかこう、奥深いところからでたアイデアみたいなものがどんどん枯渇していくような気がする。そういうときは、「なんもしない期間」をつくり、ひたすら、ぼんやりする。(いや、しかし、本と映画はやめられないんだけど)。

とにかく、一定期間、なにもしない時間を作らないと、次へ進めないんだよなあ。いろいろ掛け持ちして、ばんばん書いてるひといるじゃない!と焦るけど、なかなかできない。が、今日の「脳には情報の遮断が大切」ってくだりを読んで、安心した。(さぼる理由ができた?)

いやはや。ほんとにねー、ぼんやり時間って大切よね。ひとはなにもしないでいられないっていうけど、自分は、昼間、なにもしないで、ひたすら、ぼんやりしていること多い。(犬には触れている)。そうして、考えたことを、夜中に書くってかたちだなあ。この「昼間のぼんやり時間」がないとだめで。でもこれって、客観的には、「昼間ひまじゃないか」「昼間寝てるじゃない」とも見えるんだけど。

これからは積極的に昼間寝たり、ぼんやりできそうでうれしい。脳科学者のお墨付きだもんね。
ては。