山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

さえない週末。



漠然と夏の犬。

あーなんか冴えない。徹底的に冴えない日々。

関係ないけど、本に関するトピックを読んでいると、「読みやすかった」というコメントがよく出てくることに気づく。「読みやすかった」はかなりの褒め言葉らしい。すらすら読めたってことが、その本が面白かったことを表す証拠になりつつあるようだ。

ハタ?と思う。

「読みにくい」と言われるのもなんだかなーだけど、「読みやすい」って言われると、ちょっとバカにされているように気分になる。食べやすい、といえば、赤ん坊向けか高齢者向けの食べ物みたい。「易い」ってことなんでしょうけれども、はあ。

元気がないので、あまり追求する気分ではないけど、みんな疲れてるから、「易い」もんに流れるのだろうなー。面倒なことはいっさい、嫌いってことで。テレビは気にくわなければ、リモコンでどんどんチャンネルを変えられるし、ネットもどんどんサーフィンしていけばいい。立ち止まったら、考えるのではなく、捨てるのだ。だから、読みにくい=立ち止まらせるものはダメと。映画もどうやら同じらしい。ここのところたくさん見たけど、そういう意味でいうと、どれも、とても見やすい。「あーこういう話なんだな」ってことが、よくわかるように出来てる。疑問に思ったりする瞬間はない。謎解きとして、狙いで提示されている疑問は別として、大きな物語に、立ち止まらせる瞬間は少ない。あーあ。

だからって、どーなんだって話なんですけどね。はあ。

なんか、ぱっとしない。なぜかなー。はあ。

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