山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

なに、やってんだろ、私。



自分は夏休み中ではないけど、せめて気分だけでもと思って、海辺の写真をアップ。

今日は、仕事のあと、渋谷にて「百万円と苦虫女」(タナダユキ監督)見てきました。蒼井優さん演じる佐藤鈴子というヒロインが、百万円貯めては、移動していく物語です。海の家→農家→地方都市と流れていくんだけど、その途中で、「なにやってんだろう、私」と鈴子さんはつぶやきます。自分のやっていることに疑問を感じるというか、ばかばかしくなったというか、いやになったというか、そういう時にふとついて出るセリフですね。

鈴子さんは21歳(という設定だったと思う)だけれども、この「なにやっていうんだろう、自分」という感覚はとてもよくわかる。私など鈴子さんの倍以上生きているんですが、しょっちゅう、「なにをやっているんだろう」という気持ちになります。若いから…とかじゃないんだよねー。もって生まれたもの…そんなもの、もって生まれたくなかったけど…のせいなのか、それとも、この「なにやってるんだろう」感って、本来なら、年とともになくなっていくものなのかな。自分の人生…生活に自信が持てるようになるのが普通なんでしょうか。

天才バカボンのパパみたいに、「これでいいのだ」って言えるようにならないとダメなのかな。少なくとも自分は全然思えない。「これでいいのだ」って思えたことなんてない。毎度、「何やってるんだろう!」と自分に突っ込みをいれている。うー。

そんなわけで、夜中に、犬を連れてTSUTAYAまで長い散歩に行きました。往復で1時間半くらいかかります。でも、ゆっくり歩いているといろんなこと考えられるし、家で、うじうじ考えているより、犬の運動になるし、自分の運動にもなるし、DVDも返せるし、いいことづくめなので、うじっときそうになったら、散歩に出ることにしております。長い散歩。

暑さはおさまらないけど、夏休みはないけど、何やってるんだろう感は強いけど、なるべくめげずに、迷わず、悩まずゆきたいです。なんか、わからないけど…。

人生って長いような短いような。