山田あかねの一喜一憂日記

心に引っかかるテーマは前後の見境なく取材に行きます。映画、テレビ、本つくってます。

映画「罪とか罰とか」

汐留で、映画「罪とか罰とか」(ケラリーノ・サンドロビッチ監督)の試写を見た。

単純に面白かった。結構、笑った。直前まで灰谷健次郎の『太陽の子」を読んでいて、すごく暗い気分になっていたので、なかなか回復できなかったけど、やっぱり楽しめた。ケラさんの世界は、辛らつな笑いに満ちていて、優しさのかけらもないのがいい。およそテレビ的じゃない笑い。どこまでいくの?という感じだった。

帰りに、テレビの仕事の編集へ。急にまじめな世界へ。でも、モニターのなかで、某美男子が微笑んでいたので、ちょっこり嬉しい。美しいものはひとを幸福にするなー。

舞台挨拶で、ケラ監督が、「いつも崖ぷちです」と言ったのが印象的だった。みんな、そーなんだ、いつも崖っぷちなのね。成海璃子さんまでも、「毎日崖っぷち」と仰るから面白かった。成海璃子さん、生きるのに不器用そうに見えて、それがなんか、よかった。って、要するに、自分は幸せそうだったり、満ち足りているひとに興味がないだけなのか。ハッピーなひとは関係ない…みたいな。

編集室から徒歩で一駅分、歩いて帰って来た。なぜなら、編集室の鏡で見た、自分が太っていたからだ。きゃー。およそ一ヶ月前も同じ編集室にこもったけど、同じ鏡に映るひとが、太っている。ここのところ、書き物中心で、ジムもサボっていたからしょうがないとはいえ、ショック。で、徒歩で帰宅。木曜の夜なので、赤坂はライトアップされて、酔客にあふれていた。いーなー。宴会ゆきたし。

年末まで、働き続けよう。